当社が塗装工事担当元請業者として塗装工事を担当させていただいている沼津市T社様の社内施設の塗装工事をさせていただきました。鉄製の物件なのですが海岸が近いため常に塩害との闘いです。塩分を高圧洗浄機で洗い流し、ケレン作業として錆び落としを行いますが錆びは酸化鉄です。その酸化鉄を全部取ってしまうと鉄の部材の強度を落としてしまうことがあります。（そういう状態はかなり鉄の腐食が進み過ぎてしまっている状態ですが）そういう状態のときはさび止めを塗る前にある薬品を錆びている部分に数回塗布します。その薬品を塗ると化学反応でさびとなっている酸化鉄をまた鉄に転換させてくれるのです。鉄に転換したあとにさび止めを塗り、ウレタン塗料を２回塗ります。このような薬品が無い時代にはさび止めを２回塗布、ウレタン塗料を２回塗布しても３カ月もすると所々ポツポツと錆が出てきてしまって困っていましたが、今は１年ほど経過しても錆が出ることは皆無に近くなりました。塗料の日進月歩は凄いものです。常にメーカーさんや材料屋さんとコミュニケーションを図って勉強していないとお客様の要望にお応えするいい提案ができません。アンテナの感度をいつもバリ３に・・・そんな藤沢塗工店の努力は今日も続きます。