『父娘三人展』の紹介です。
先日からお伝えしている『父娘三人展』。
最初で最後のこの三人展が先日25日で終了しました。
ちょっとご紹介します。
『父娘三人展』は浜松市秋野不矩美術館で開催されました。
左は軍鶏(シャモ)昔、祖父が飼っていたシャモ。近所の人が闘鶏をさせてくれと良く頼みに来たそうですが体に傷が付くからと頑なに拒んでいたそうです。
そうとう昔の伊香保温泉のひなびた情景。今の様な温泉地ではなく湯治場の頃の伊香保温泉で建物の屋根の上に石が載せてあり屋根が風で飛ぶのを防いでいる様子は今ではとうてい考えられません。
この対の軸は奈良の法隆寺が火災焼失する前に法隆寺内の阿弥陀如来像を複写したもので、学術的にはとても貴重な物。しかしこの阿弥陀如来像をもっと綿密に複写したオリジナルは母校の長野の高校に寄贈されています。そのオリジナルの如来像を元に現在の法隆寺の阿弥陀如来像は復元されたとのことです。
数十枚に及ぶ絵の数々。諸外国に旅した時のスケッチや日記の様にしたためたもの、祖父が若かったころの昭和の情景が実に興味深いです。
私のお気に入りの一枚。河童の絵。
夏の日の小川ですーい、すーいと泳ぐ河童。河童は想像上の生き物と言われていますがこの絵を見ると「おじいちゃんひょっとすると目撃したんじゃね?」と思ってしまうほどです。
今日は祖父、岩上先天の遺作を紹介してみました。
では、また。
有限会社 藤沢塗工店 | General | 10/07/27 | 22:59 | comment(0)| No Trackbacks