長野って遠いし〜、暑いし〜!
五日ぶりの”シャチョブロ”です。
まだまだ異常なほどの激暑が続いていますが、先日、長野県木島平村へ行ってきました。
26日の午前9時頃に自宅を出発してトコトコと一人旅。御殿場から中央道、長野自動車道、上信越道をひた走り長野県木島平村を目指します。
走っても走ってもまだまだ。小淵沢辺りが中間点です。
諏訪湖SAで休憩しましたが、パーキングエリアの外気温度は32℃。
暑い~~~。この辺だったら少しは涼しいのかと思っていましたがそのギャップが激しいのか余計に暑く感じます〜。
走っても走ってもず〜っとこんな感じの風景が続くので視界の変化が無くて睡魔が襲ってきます
襲い来る睡魔と闘いながらやっとのことで最寄りのICに到着。この辺まで来るともうちょっとで新潟県。
「は〜〜〜、遠い〜〜〜。」
豊田飯山ICから10キロほど走って木島平村にある岩上隆静館に到着。岩上隆静さんは洋画家で親戚にあたります。この岩上隆静館では岩上隆静さんの絵画が常設展示されています。
長野の親戚の家にある祖父、岩上先天の遺作が展示されていますがどれもこれも初めて目にするものばかり。その他にも岩上家の一族の皆さんが描いた絵や、書、彫刻等が展示されています。
これ2幅の如来像は7月に行われた『父娘3人展』のときに展示されていた法隆寺の壁画模写のオリジナルで飯山北高校に保存されているものです。
法隆寺の壁画焼失後にこれを元に6人の日本画家が復元したと聞いていますが線の描き方、色の描写は実にダイナミックで躊躇なく描かれていて、ため息が出るほどです。
『父娘3人展』と『岩上先天と一族作品展』を観てみて深く感じます。その昔長野県飯山市の周辺の北信濃は今よりもっと雪深い冬、その間の鉛色の空、雪解けの合間から芽吹く鮮やかな緑の春、抜けるような夏の青空、紅葉の赤で山々を染める秋という四季の中でゆっくりと時間が流れ、そしてその中でゆっくりと絵画や書に勤しみ感性豊かな人生を一族の皆さんが送ってきた事が解ります。
毎日毎日がもの凄いスピードで過ぎ行き、そして日々の生活に追われゆく人生を知らず知らずに送っている私達は時折、ちょっと立ち止まりまた違った感性を育む事も大切なのではないのかなと思います。
木島平と言う場所はなーんにも無い田舎風景が広がりますが、冬の間は3メートル以上の積雪がありそれにともなってスキー客で賑わう所だそうです。そのスキー客を受け入れるホテルがちゃんあとあって展示会場から車で5分程で着きます。
そこで母方のいとこや親戚が集まって宴会が開かれ昔話に話が咲いていました。
宴会後もホテルの一室に集まって酒を酌み交わしながらの夜が更けていきました。
でも長野の人たちって日本酒を常温で飲るので付いて行くのがタイヘン!
翌朝、6時30分の起床時にはしっかり前夜のお酒が残っていたのは言うまでもありません。
午前10時に木島平を後にして、今度は先発していた母親を乗せて帰宅の途に着きました。
山梨県の甲府PAでは39℃の外気温!?
ヤバくない?
とにかく遠く、暑い長野県。
またいつか行く機会があれば今度はゆっくりと観光で行きたいものです。
では、また。