今日は地ビールでバーベキュー。
今日は勤労感謝の日で休日。
【藤沢塗工店】の現場はそんな日でも関係なく動いていますが、私は清水町の?サンケン工務店さんの協力業者会の行事があり出かけてきました。
【藤沢塗工店】はサンケン工務店協力業者会の副会長を務めさせていただいていますが、時々役員会を開いて派手なイベントよりかはなるべく会員の皆さんが集まりやすいイベントを開こうと考えています。
場所は韮山町の蔵屋鳴沢さん。
若い監督さんはやっぱり沢山食べます!男は食べなきゃダメですからね。
メニューにはない鹿刺しが出てきてビックリでしたが、今日獲れたばかりの新鮮な鹿刺しは特別に美味かった。
最近ではあちこちの建築屋さんでは協力業者会の旅行や集まり、イベントが縮小されているようですが、こんな時代だからこそ協力業者間の親睦を深めながらの情報交換が必要だと思います。
他の協力業者さん達と色々な話をしていて最近特に顕著な話としては工事単価を業者同士でどんどん下げてしまっていてこのままでは共倒れしてしまうという話があります。
確かにお施主様にとっては工事代金が安い方がいいでしょう。
でも競争原理が働いてすぐに値引きという短絡的な営業形態はいかがなものかと思うのです。
私たちのような地元密着業者はぞんざいな仕事を足跡として残すことはできませんし、職人が動いて、材料を使っていればそこに必ず代金というものが発生するのは当たり前のことです。
かといって私たちがその当たり前のことに胡坐をかいていては企業努力が足らないことは明白です。
私たちが日々の仕事の中で技術を体得し、そして高めていき、それをもっともっと高めて尚且つ持続させていく情熱を短絡的な値引きという形で安売りしていくことは避けていきたいものです。
お施主様と沢山会話をして、仕事の工程の十分な説明をちゃんとしてお施主様に納得をしていただき、そのうえで良心的な値引きであれば【藤沢塗工店】は大歓迎なんです。
昨日も塗り替えをお考えになっているお客様と沢山の話をさせていただきました。
この前訪問してきた塗装業者さんは「外部木部の灰汁洗いは無料でやります」と提案してきたとのこと。
灰汁洗いは木部を薬品で痛めず尚且つ最大限綺麗な白木の状態に戻していくその技術、勘どころ、惜しまぬ手間を考えたらどう考えても無料なんて話はあり得ない。
無料と謳って実はその木部灰汁洗い代金は恐らく外壁塗装単価に上乗せされていると考えるのが妥当でしょう。
次はこんな話。
「今、近所で塗り替えをしていますので今、契約をしてくれればその現場の足場をそのまま持ってきて使用するので運搬費等がかからず10万円ほど足場代金が安くなります」とのこと。
それぞれの住宅の坪数や形状の違いで足場の部材使用量は当然のことながら違ってきますし、まさかテレポーテーションで足場を移動するなんて馬鹿な話があるはずもなく、数軒先の現場でも近隣市町村の現場でも足場仮設工事代金は変わることはありません。
大体10万円ほど安くなったら殆ど足場代が半額とか下手をすると無料みたいなことになってしまいます。
それでは足場屋さんは成り立ちませんよね。
その話だってきっと外壁の塗装単価に上乗せされているんでしょう。
一般的なお客様は建築にかかわる工事の内容については知らないことばかり。
だからこそきちんと工事内容の説明をして、恥ずかしくないちゃんとした仕事の足跡をお客様のために残していきたいものです。
本当は当たり前のことなんです。
奇しくも与えられた生業。
どこに出しても恥ずかしくないちゃんとした足跡を残していきたいものです。
では、また。