2日目は地テブサ。
こんばんは。
昨日の予告通り三宅島釣行の続きです。
三宅島から西へ約9キロ走ったところに三本岳という磯がありますが、前日にその三本岳に渡礁した人の話では潮は流れず、しかも21℃くらいしか水温がないので大したアタリも無く芳しくないとの情報で水温が少しでも高い御蔵島方向に行くことになりました。
また1時間超の渡船です。
同行のKさんは途中から顔面蒼白で唾液がとめどなく分泌されて人としゃべる余裕もないほどの船酔いに襲われています。
赤TにヒゲがそのKさん。
あ〜ぁ、イッちゃってます。
飲めないお酒をあんなに沢山飲むからだよ〜。
潮色を見ながら進んでいくと前日に比べてちょっとミドリ掛かっている潮色・・・。水温が下がっていることが予想されます。
とにかく酷く酔っているKさんと高尾会長とTさんをそそくさと地テブサに降ろして、前日もご一緒させていただいたMさんと一応沖テブサに向かいましたが西寄りのウネリの為に渡礁を断念。
他に乗れる磯を探します。
左端にちょこんと見えるのが”横塚根”。
この横塚根はめったに乗れない磯でここにMさんと渡礁を試み、船を付けようとした瞬間にダバ――――っと横塚根が波を被った瞬間「だめだ〜」ということに。
結局、地テブサに渡礁。
潮は前日同様あまり効いていませんがさすが名礁地テブサです。
ゴッツンゴッツンと力強いアタリが竿先を叩きます。
この日もカンムリベラやイシガキダイのオンパレードで愉しい釣りです。
いつまでもゴジョゴジョと竿先を弄ぶアタリの正体は・・・、イシガキフグ〜!
標準和名【イシガキフグ】 フグ目ハリセンボン科 (通称:Qちゃん、オバQ)
甲殻類を好んで食べ、岩礁帯やサンゴ礁帯に棲む。ハリセンボンのように棘が沢山あるがこの棘は動かない。釣り上げたときは一応威嚇してぷーっとサッカーボールのように膨らむが大きく可愛い黒目がちの眼で睨まれても全然怖くはない。ちょっとガチャピンに似ているのも特徴。
フグ目ではあるが肝も身肉も無毒で食べられる。が、美味しくないとのこと。
ひとつ、絶対にやってはいけないことがある。口の中に指などを入れないこと。石鯛バリを潰すほどの歯と顎の威力を持つためうっかりとハリを外す時に指をグチャッと潰されてしまう。
「行った!行った――――!」
「来た―――――!!!」(どっちだ――――!?)
Mさんに良型イシガキダイのアタリ!
Mさんは宮城県の仙台からの参加です。凄いバイタリティーですね。和竿も自分で作るんです。この竿も自作ですが綺麗な曲がり方を見るといやいや本職なのでは?と思ってしまうくらいです。
ちなみに仙台で「阿古」という割烹を経営されています。
阿古とは三宅島の中の地名です。
三宅島がよっぽど好きなんですね。
2日目は午後2時20分発の東海汽船で帰路に就くため正味3時間の釣りでしたが、潮が悪い悪いと言われながらでも御蔵島の底力を堪能できました。
帰りの汽船の中では表彰式です。1位〜3位までに入賞した方は和竿やカーボン竿などの豪華賞品を手中に収め凱旋を果たしました。
初めての三宅島釣行でしたが実に楽しい2日間でした。
また是非!行きたいと思います。
明日は前線が接近するために本降りになる予報です。
日曜日には沼津潮倶楽部の石廊崎大会が予定されていますが、雨が止んだ後に西の風に変わって海が落ち着きそうにありません。
多分中止かな〜?
さ、2日間の磯釣りネタでしたが明日は清水町のT様邸の足場解体工事です。
では、また。