真っ黒な部屋。
長泉町J様邸の外壁塗装工事が終了しました。
そして、屋上の防水工事も着々と進んでいます。
南面の外壁の中塗り工程が終了し、上塗り工程も終了しました。
養生材もすべて撤去されて綺麗に仕上がりました。
ベランダ下や玄関ポーチの軒天は白に近い既存色でしたが外壁より淡いベージュに塗ってみました。
軒天は明るくするために良く白い塗料が塗られたりしていますが、あまり白すぎても外観上のバランスが取れませんので外壁と同じ系統の尚且つ外壁より淡い色を使うと落ち着いた外観になります。
これで外壁の塗装工事が終了しましたので、次からは霧除け、屋根、外部鉄骨階段の塗装工程に移っていきます。
屋上の防水工事も下地処理が終わり、防水シートが敷かれて着々と進んでいます。
防水シートの末端をフラットバー(平らな金属板)で押さえてビス止めしています。
この工法はシート防水絶縁工法と言って古い防水シートを剥がさずにその上に新しい防水シートを敷き、シートの継ぎ目を溶着して行く工法です。
古い防水シート上に接着剤は塗らずに新しい防水シートを敷いただけなので接着不良等で防水シートが剥がれたり、膨れたりすることがありません。
立ち上がり部分には防水シートを強力な接着剤で接着していきます。
そして重たい鉄製のローラーでゴロゴロ、ゴロゴロと圧着します。
その後下に敷いた防水シートと立ち上がりに貼った防水シートの継ぎ目を全て溶着していきます。
こちらは沼津市のV社の社長室の一角にある一部屋。
3年ほど前に社屋増築工事の塗装工事を担当させていただきました。
壁は左官のジュラク仕上げですが、今回その壁を艶消しの黒で塗りたいとの社長様からのご要望です。
ジュラクの質感はそのまま残したいため吹付工事で対応させていただきました。
刷毛やローラーを使って塗装するとジュラクの目がつぶれてしまったりして仕上がりが綺麗になりません。
吐出量が少ないペンキガンで吹き付けることによりムラなく綺麗に仕上がります。
じゅらく壁はとても塗料の吸い込みが良くて乾きが速いのも特徴です。
下吹きが終了した後、すぐに上吹き工程が出来ます。
下吹きの時に使用した水性アクリル塗料は目止めの効果も必要なので少し粘度を高くしましたが、上吹きの時には下吹き事より塗料の霧を細かくそしてフワッと吹き付けたいので下吹きの時に使った塗料より少し粘度を下げて吹付するのが綺麗に仕上げるコツです。
真っ黒な部屋の完成です。
マットな感じがオシャレです。
きっとまた遊び心一杯の空間になるのでしょう。たのしみです。
V社H社長様はご自宅の改修の時も大変お世話になっておりいつもありがとうございます。
明日からは台風2号の影響で雨模様が続きます。
仕事が進まなくて困りますね。
では、また。