Farmaer‘s café あぐり
こんばんは。
”シャチョブロ”です。
いや〜、今日は暑かった!
思わず、「あっついなぁ・・・、もう!」とグチりたくなりますね。
沼津市のA様邸の外部改修塗装工事が終了して三島市御園に近日オープンする「Farmer‘s cafe あぐり」さんの店舗新築塗装工事に伺いました。
オーナ様のご実家は農家、それも無農薬野菜を作っていらっしゃる農家さん。
工事中も明らかに飲食店のオーナーさんとかコックさん的な空気感の方々が無農薬野菜を買って行きます。
外装内装とも無垢材をふんだんに利用し、ご実家で収穫した無農薬野菜を使った自然系カフェレストランです。
「藤沢塗工店」は厨房の天井、壁の塗装のご用命を頂きました。
塗装前はケイカル板そのまんまです。
ケイカル板を釘で下地木材に打ち付けてあるためにその釘頭、全てにパテ処理を施して下地処理をします。
ざっと数えても約2000箇所以上!
下地処理後は思わず「ふぅ〜〜〜、終わったぁ」となります。
下地処理が終了して3分ツヤの2液型ウレタン塗料を塗布します。
2液型ウレタンの下塗り工程です。
下塗りが終了して、良く乾燥させて次の日に上塗りを施しました。
仕上がりです。
もっと乾くとツヤが引けてきます。
昔は厨房というとVP(ビニールペイント)を良く塗装しましたが、VPは強溶剤でとにかく臭気がものすごく、充分に換気を良くして、尚且つ防毒マスク着用での作業を強いられました。
シンナー中毒を起こさないように換気そして防毒マスク着用は必須事項でしたね。
酔っ払ったような感じの中毒症状ならまだしも・・・、(いえいえホントは健康上良くありません)酸欠で倒れて、重篤な場合には死亡事故に繋がりますから有機溶剤作業主任者の監督の元で作業を行わなければなりません。
でも今はVPよりも耐久性の強いウレタン樹脂塗料などがありますからずいぶんと作業効率が上がりました。
2液型のウレタン塗料は主剤と硬化剤を決められた混合比で混ぜて、化学反応で強い塗膜を作るので急激な温度変化や油汚れに対応できて、中性洗剤などでの清掃がすごく楽です。
内装に2液型ウレタンやペンキなどを使用して臭気や環境的にはどうなの?という質問を良く頂きますがホルムアルデヒドなどの化学物質を多量に含んでいる塗料は少なくなってきていて☆☆☆☆(フォースター)表示の塗料であれば心配ありません。
勿論今回の使用材料は☆☆☆☆です。
塗装後約2週間経過すれば塗膜中に含まれる有機溶剤は揮発して健康上の問題はありません。
さて、厨房以外の塗装はどうなっているのかというと、まずは外部木部ですが大体の場合は木材保護塗料を塗布して防虫、防腐、撥水などの性能を付加しますがあぐりさんの場合はなにも塗装していません。
使用した木材は炭化木材と言って、特殊な機械の中に入れて木材内部まで炭化させるとのこと、見た目は炭のように真っ黒では無いのですが炭化することで木材を保護する付加価値があるとのこと。
昔、杉の木を焼いて防虫防腐を施した作業の進化版と言ったところでしょうか。
暴露テストでもかなりの効果があるようです。
そして内部塗装はオーナー様ご自身でお仕事の合間や休日を利用してドイツ製自然系水性塗料やドイツ製自然系オイルで塗装されたようです。
そりゃ、正直、私達から見たらもうちょっとかな?と思える出来栄えですがそれはそれ。
野趣あふれるワイルドな塗装は、そこにオーナ様の想いが込められていて味わい深いものがあります。
もうすぐ、オープンです。
旧店舗での営業は以前から始まっていますがランチタイムには行列が出来て、店舗も広がってもっともっと忙しくなりそうな気配濃厚です。
女性のお客さんが圧倒的に多いです。
工事中に頂いた「あぐり特製ピクルス」は実に美味かった。
酸味に角が無く、ズッキーニやキュウリ、トマトがぎっしりと瓶に詰まって500円!
トマトのピクルスなんか絶品ですよ!
ジャンクフードに入っているピクルスを想像しても似て全く非なるものなので一度ご賞味あれ!
オープンしたらまた色々お伝えしたいと思います。
次回からは沼津市のI様邸外部改修塗装工事の模様をお伝えしていく予定です。
明日で7月も終わり。
なんかあっという間に月日が経ってしまいます。
でも、後2週間もすれば何となく秋の気配の風を感じるのかもしれません。
アツい夏ももう少し!
頑張りましょう!
では、また。