沼津市I様邸、外壁塗装工程。
こんばんは。
”シャチョブロ”です。
ちょっと、異常なくらいのこの暑さ!
外仕事は正直、キツイ!
でも、これが「藤沢塗工店」の生業ですから体調管理に気を付けながら頑張ります。
I様邸の外壁塗装工程はまず、東面から始めていきます。
塗装の前にサッシ枠などの養生作業からです。
どこの面から始めるかという明確な理由はありませんがお施主様の居住環境になるべくデメリットやストレスが無いように進めて行く事が最優先となります。
特に夏場は全ての窓を養生してしまっては室内温度が上昇してしまって家の中にはいられませんのでなるべく1面を一日で仕上げて夕方には養生材の撤去を心掛けています。
養生作業が終了してからカチオンシーラーの塗布作業を行います。
シーラーが乾燥していない時は外壁色は画像のように乳白色となります。
カチオンシーラーが乾燥すると透明に変化し、壁の色が濡れ色になります。
カチオンシーラーは水性なので透明に乾いた状態に見えても手で触って何となくヒンヤリ感がある場合にはシーラー内部の水分が完全に蒸発していないのでそのヒンヤリ感が無くなってから中塗り工程に移ります。
I様邸の外壁に塗布する塗料は2液型のシリコン塗料です。
既存の外壁色はグレー色でしたが今回は明るめのベージュ色でイメージチェンジです。
シリコンの中塗り工程が終了して乾燥したらシリコン塗料の上塗り工程です。
東面の下塗り、中塗り、上塗り工程が終了して養生材も撤去されました。
ただし、屋根上の養生材は破風板や樋塗装の為に残してあります。
東面が終了してから南面に移動しました。
南面は日当たりが良くて、東面に比べると既存塗膜の劣化が進んでいます。
南面のこちらも最初はシーラー塗布工程から。
劣化度が進んでいる面の塗装工程で少し気を使います。
同じ塗装工程でも塗布量を多めに、そして刷毛圧、ローラー圧も高めに塗装することで劣化既存塗膜の表層のより深い所まで塗料を浸透させることが出来ます。
こういう職人の勘所っていうのは言葉では説明しずらいのですが、長年の経験値というか・・・、いや、ただ経験年数を重ねただけの職歴は全然あてにはならないし、かといって数年の経験年数では経験値が足らないし、やっぱり一塗り一塗りに神経使って、研究勉強の繰り返し、毎日自問自答の繰り返しを10年やって、そこからがやっと職人としてスタートして行くわけです。
そのスタートからがまた大事。
慣れから来る、腕が上がったという錯覚と戦いながら更なる自問自答の日々。
もっと、綺麗に塗るにはどうすればいい?
同じ塗料を使ってももっと、耐久性を上げるにはどうすればいい?
もっと、もっとお施主様に喜んでいただけるようにするにはどうすればいい?
等々等々。
人間国宝級の職人さんだって「まだまだ修行中」ってよく言いますし、僕らはまだまだ死に物狂いで努力しないといけません。
最終的な結論が出るのは何時なんだろうか。
きっと、出ないんだろうな。
「藤沢塗工店」として、塗装職人として恥じない仕事を日々の足跡として残していくしかない。
全てを全うした時に周りが結論を出してくれる。
そんな気がします。
シーラーが乾燥後、2液型シリコンの中塗り工程です。
中塗りの塗布量もシーラー塗布工程と同じように少し多めに塗布します。
中塗り工程終了乾燥後、上塗り工程です。
こちらも塗布量は少し多め。
南面の塗装工程が終了しました。
各工程の使用材料を多めに塗布することで仕上がり度、耐久度もアップです。
次は西面の外壁塗装工程です。
毎日毎日暑い日が続きますが頑張りましょう!
昨日の夕方の地震速報には驚きました。
奈良や大阪で大きな地震!
結局は感知機器の誤作動でごく小さな地震を大地震と誤報してしまったとのことで胸をなでおろしました。
また東北の震災のように未曾有の事態になってしまうのかと思うと不安になりました。
地震予知はこの先も100%の完成は無く非常に難しい事柄ですが、時にこのような誤作動があったとしてもやっぱり地震感知機器は必要だと思いますね。
世界に誇る日本のもの作りの技術と英知でより確かな地震予知が確立して行く事を望みます。
もうすぐすぐそこで起こるかも知れない南海トラフ地震や東海地震で少しでも減災に役立ってほしいと切に願います。
では、また。