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    〈ぶっ飛びデカバン〉 「デカバン」応用編

     こんばんは。

    ”シャチョブロ”です。

    久々に石鯛釣りに行ってきました。

    10月は台風のお陰で2釣行計画総崩れ。

    それからはどうしても釣行計画が立てられず、かと言って別にストレスが溜まるわけではないけれどやっぱり行かないと潮の見方や釣り方を忘れちゃいます。

    行った場所は沼津の井田。

    井田の磯は七島と呼ばれていて、その中でも一の島は潮通しもよく石鯛場としては一級磯です。

    土、日曜日は予約がびっしりと入っていてなかなか渡れません。

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    という訳で、一の島。

    富士山向かいの釣り座に構えました。


    とろとろのイイ感じの下り潮が差し込んでいますが、潮色があまり良くありません。

    だいたいこんな感じの色の時は2枚潮。

    2枚潮とは上層と下層の水温差が数度あったり、上層と下層の潮の流れが同じでなかったりするのを2枚潮と言います。

    石鯛の大好物のガンガゼを付けて投入してもアタリの出方がぱっとしません。

    ・・・。

    また?・・・。



     alt=""title=""

    伊豆半島での石鯛釣りはあまりコマセ(撒き餌)をしません。

    竿下だけを狙うポイントであれば竿下には簡単にエサを撒くことが出来ますが、少し遠いポイントを狙うときにはウニ殻は撒くことが出来ないのでどうしてもコマセを撒くことから遠ざかってしまいます。

    マルキューさんから発売されている石鯛コマセ「デカバン」も投げ入れてもせいぜい10メートルとか15メートルの飛距離しか出せません。

    もっと、遠くにデカバンを飛ばせたらなぁ・・・。

    コマセを間断なくどこにも撒けたらもっと石鯛釣れるのになぁ・・・。


    そこで!今回は「デカバン」をより遠くまで投入できる方法の紹介です!

    [用意するもの]

    ・デカバンを入れていくバッカン。2箱なら36センチ。3箱なら40センチ。

    ・コマセカッター(マゼラー)

    ・メジナ釣りに使う遠投用コマセ柄杓

    ・マルキュー「デカバン」3箱

    ・マルキュー「ぶっ飛びボイル」1袋(3分包)


    釣り餌のオキアミには「生」と「ボイル」の2種類があります。

    ボイルオキアミは浮く特徴があるのでメジナを浮かせて釣りたいときや青物のカゴ釣りの時に青物を浮かせて釣りたい時などに使います。が、粘りが無くボソボソとしていますのでそのままでは遠投が出来ずに空中でバラけてしまいます。

    そんなボイルオキアミに粘りを持たせて、まとめて遠投できるようにする為の添加剤がマルキューさんから新発売となりました。


    もちろん本来の使い方はボイルオキアミに混ぜて使うのですが、主成分は増粘多糖類。

    食品に粘りなんかを付け加えるための成分です。


    この粘り成分を「デカバン」混ぜて応用してみようという訳です。



    「デカバン」自体にはあまり粘りはないので水を加えるとまとまりが無く、柄杓で投入しても遠くまで飛びませんし、空中でばらけてしまって海底付近まで届きません。

    ですから、今までは1本を半分に折ったりしてドボン!ドボン!と投げ入れることしかできませんでした。


    デカバン自体には沈降速度を速めるために重めに仕上がっています。そこに粘りを加えてあげれば柄杓での遠投が可能になります。



    では、題して「ぶっ飛びデカバン」の作り方です。

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    まず、バッカンに「デカバン」を1箱分入れます。

    デカバンをコマセカッターでザクザクと粗めに刻みます。



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    次に「ぶっ飛びボイル」を3分包のうち1分包入れます。

    「ぶっ飛びボイル」は1袋に3分包入っていますのでそのうちの1分包だけを入れるのでお間違えなく。

    これをコマセカッター(マゼラー)で良く混ぜます。

    満遍なくぶっ飛びボイルが混ざったら海水を1リットル加えます。1リットルですよ。1リットル。それ以上加えるとベチャベチャになりまとまりません。

    海水の分量を量る目盛りが付いている水汲みバケツを使うと便利です。



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    海水を加えてよく混ぜて、数分すると海水分が馴染んで出来上がり!


    ぶっ飛びボイルの増粘多糖類が水分を吸って粘りが出てきます。

    この「ぶっ飛びデカバン」をメジナ釣りの時にコマセを遠投するように撒けばイイというわけです。

    デカバン自体が重いので向かい風でもそこそこ飛びますよ。


    作るときの注意点は一度にたくさん作らないこと。

    重いので混ぜるのに無駄に体力を消耗します。

    1箱分作って、残り少なくなってからまた1箱分作るようにしましょう。

    1日分としてはデカバン3箱と

    ぶっ飛びボイル1袋。

    それ、重いわ!という人は最低2箱は必要です。

    それ以下だとコマセを間断なく撒くことが出来ないばかりかコマセとしての機能を果たせません。




    石鯛のシーズンが終わって寒メジナの時にメジナ釣りをする人ならバッカンもコマセカッターも柄杓も持ってますよね
    柄杓のカップの大きさは小さいサイズはお薦めしません。

    50ミリとか、それ以上の大きさのカップを備えた遠投柄杓のほうがばらけながら海底付近まで沈降します。

    これといって荷物になるわけでもありませんし、いつものメジナ釣りの感覚で撒けばいいのです。


    潮の流れを計算して仕掛けが落ち着いているであろうと思われるポイントの潮上にジャンジャン撒いてください。

    サザエの殻等はハンマーで細かく砕いてぶっ飛びデカバンに!

    仕掛け回収時に付いてきたガンガゼの殻はそのままぶっ飛びデカバンに入れてコマセカッターでザクザクと砕いて混ぜましょう!

    ヤドカリの足や爪もハンマーで適当に砕いてぶっ飛びデカバンに!




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    で、こんな感じ。


    ぶっ飛びデカバン!是非!お試しを!


    日曜日は和竿石鯛釣り大会。

    台風20号さん!早く抜けて!


    お願い!



    では、また。

    有限会社 藤沢塗工店 | General | 14/11/06 | 00:13 | comment(0)| No Trackbacks