ちょっと気になる新商品お知らせ【Part2】
昨日に続いてもう一つちょっと気になる新商品のお知らせです。
サイディングと呼ばれる外壁材をご存じですか?タイル調やブリックレンガ調などの外観の外壁に貼るパネルのことです。最近の新築住宅はほとんどといっていいほどこのサイディングが使われます。そのサイディングに塗る塗料でより良い物ってないかな〜とずっと思っていましたが、やっと発売されました。
この「クリーンSDトップ」はまさしくサイディングの為の塗料と言っても過言ではないでしょう。以前は外壁のサイディングが劣化してきますとその上から2液性ウレタン系の塗料などで1色で塗りつぶすっみたいな少々強引な工法がほとんどでした。私はそういう工法が好きではありませんでした。せっかく新築時にタイル調のサイディングを選んで貼ったのに塗り替え時にはタイルの柄、色、目地関係なく1色で塗りつぶしてしまうなんて・・・新築時にはどのお施主様も夢のマイホーム建てられて心豊かに過ごしていたはずです。それから10数年経ち、そろそろ化粧のし直し時かなと感じられた時、内部にも外部にもご家族と時を重ねてきた証があるはずです。塗り替えを思案し始めたときに業者側の一方的ともいえる「ああ―もうこれは傷んでるから替えなきゃだめだ。塗り直さなきゃだめだ」という言葉はお施主様からしたらキツイと思うんです。今までのご家族の営みの証を何か否定されているみたいで・・・ 私はきれいにしなくてもいい所で家の耐久性について問題がなければ残してもいいと思いますし、なるべく新築時の意匠性を残してマイホームをより強く、美しく護るお手伝いをして行きたいと藤沢塗工店は考えます。前向きな考え方、より良い工法によって「仕方がないから塗り替える」ではなく、また1度「新築みたいにきれいに戻るんだ」と思っていただけるように藤沢塗工店の努力は続きます。 少し前にはタイル調のサイディングの塗り替えがたくさんありそのころは当社独自の工法を編み出して、タイル調のサイディングを1色で塗りつぶすことなく最低限タイル調に復活させることができました。その後ブリックレンガ調など更に意匠性の高いサイディングが世に出てきて当社の独自工法の限界が正直、見えてきました。ではどうすればいいか・・・サイディングの表面は経年劣化で水分を吸いやすくなっていることに着目し、コンクリートや漆喰などを保護する透明系撥水剤を劣化しているサイディングに塗布し、暴露テストを重ねました。5年を経過しても撥水効果は得られることが分かりましたが、通常お客様は10年以上の耐久性を求めていらっしゃいます。ですから不本意ではありましたが施工後7年か8年しましたらまた次の塗り替えをお考えくださいと申してきました。しかしお陰様で「1色で塗りつぶしてしまうよりはそれのほうがずっといいよ」というお言葉に支えられて気持ち良く施工させていただいておいます。
で、話が長くなりましたが「クリーンSDトップ」が発売されこれからはそんな心配がなくなりました。劣化したシーリング(サイディングのジョイント部のコーキング部分)を撤去して、シーリングし直します。そのあとにこの「クリーンSDトップ」を塗布すれば新築時の意匠性の高いサイディングがそのまま甦ります。意匠性、耐候性、親水性(水をはじく撥水性とは反対で水になじみやすいので雨が降ると雨水と一緒に汚れを洗い流してくれるのが特徴です)がともに抜群です。画期的とはこういうことを言うのでしょう。
サイディング表面の塗装が剥がれてしまって、下地が見えている状態ですと残念ながら元に戻すことは出来ませんのでご注意を。
意匠性の高いサイディングを外壁にお使いの方いかがでしょうか?塗り替えのサインはコーキング、シーリングがひび割れ劣化してきているのとサイディングを手のひらで触るとうっすらとチョークの粉が付いたようになります。(チョーキング現象といいます) このような兆候が見られたらそろそろ塗り替えの時期とお考えください。
ご興味がある方、どうぞお気軽にご相談ください。