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    沼津市T様邸、塀吹き付け工事

    毎日蒸し暑い日々が続きますが皆様はいかがお過ごしでしょうか?
    梅雨の合間を縫うように沼津市のT様邸の外溝工事の塀の吹き付け工事をさせていただきました。

    母屋の外壁は弾性リシン(柔軟性がある樹脂に顔料と砂が入っている吹き付け材)なのですが藤沢塗工店はあまりリシンが好きではありません。住宅のデザインやお施主様、設計士、工務店さんのどうしてもという希望であれば当然がんばって仕事させていただきますが、とくに和風の構造物に対してはリシンは”もう”どうなのかな?っと思うんです。より意匠性がある吹き付け材が他にあると思うんです。そんな時藤沢塗工店が自信をもってお薦めする吹き付け材がこれ!

    山本窯業の「セラスキン」です。


    セラスキンの色見本カタログです。和風の構造物のみならず洋風の構造物にも合う色が揃っています。
    この「セラスキン」と言う材料は一切顔料が入っていません。製造段階でまず沢山の種類の色の陶磁器的な陶器を作り、それを全て砕き、砂状にします。その砕いた砂状の陶磁器?砕いてしまえば陶磁器とは言えませんが、それらを見本帳の色になるように混ぜ,
    さらにそれらを固めるための強力な樹脂を混ぜてていくのです。
    一般的には石目調の外装材といいます。

    これは以前使用したセラスキンの見本の塗板ですが、茶系の粉砕陶磁器に白色系と黒の粉砕陶磁器を混ぜて複合的な色合いを出しています。一色のリシンよりかは断然高級感が違います。でも弾性リシンが?あたり材料、工賃共1900円に対しセラスキンは?あたり2400円とそんなには高くないのです。

    顔料が入っていないため下地のセメント独特の色ムラを完全に隠し、ふっくらとした感じまで仕上げるには4回程吹き付けます。



    養生材を取って完成です。
    ベージュにほんのり緑が入った柔らかい色目で、塀下部のてっぺい石の色とマッチしています。
    T様、工事中、お茶等の御気遣いありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
     

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