痛感。
先週末にお伝えしたMFG(マルキューファングループ)のメジナ釣り大会に行ってきました。
午前4時に南伊豆、大瀬鋼で受け付けを済まして石廊崎の本瀬港へ。午前5時30分に本瀬港を出港し、私達はトビ根に渡礁。水温は13℃。潮色は悪く緑色に濁っている菜っ葉潮。
これは厳しい戦いになるな〜、と思いながら釣りを始めますがどこに仕掛けを流しても、あらゆる手を使っても、そして何時間たってもメジナはおろか雑魚と呼ばれる他の魚も何もいません。
そのうち北東の風が更に強くなり、真沖の釣り座をあきらめ風裏の釣り座に移動。そこでは同行のAちゃんがじっと我慢の釣りを強いられていました。
「Aちゃん、何にも居ないな〜」
「ずーっと、エサ取られませんよ〜」
「Aちゃんの目の前のハエ根の際(足元に見えている海中の岩の際)の辺り流すしか無いだろ〜」
するとAちゃん果敢にチャレンジ!
狙い通りのトレースラインに沿ってAちゃんのウキが漂います。するとユル〜っとウキが20センチ程沈みました!
Aちゃんが反射的に合わせようと身構えましたので「まだ!まだ!ウキが見えなくなるまで待て!」
「・・・」
ウキが少しずつ沈んでいきます。今の時期のメジナは活性が低くウキが見えている状態ではエサが口の中に完全に入っておらず、エサをちょっと咥えている状態ですから慌てて合わせても殆どハリ掛かりしません。
「まだまだ・・・竿先下げて送り込め!抵抗与えたら離すぞ!」
「・・・」
息をするのもはばかれるような緊張感が漂う中、海面を漂う道糸が走りだしました。
「バシッと合わせたら魚がびっくりして根に突っ込むぞ!竿先に魚の重さが十分乗ったら竿先をゆーっくり上げろ!それでちゃんと掛るから!」
Aちゃんがすーっと竿先を上げてメジナを掛けました!
キラーンやったね!貴重な貴重な一枚です。
午後2時に参加者の皆さんが大瀬港に集合し、検量が始まりました。70名ほどの参加者中規定量の30センチオーバーを3枚以上持ち込んだ人はほんの僅か、一枚でも釣った人は検量OKとなり一応Aちゃんも持ち込みましたが入賞は果たせず残念でした。
半数以上の人がボウズをくらい帰ってくるほど海の状況はよくありませんでした。一年中で一番海水温が低いこの時期のメジナ釣りはとても難しく、自分の腕もまだまだ磨かなければ通用しないな〜と痛感しました。
今月は4回メジナ釣りに行きましたが全てボウズ!これは初めての経験です。落ち込みを通り越して頭痛がしてきました。
でも!表彰式後のジャンケン大会で皆が欲しがるライフジャケットを勝ち上がってゲットしてきましたよ!えへっ!
「藤沢君、転んでもただじゃ起きねーな―」とみんなに冷やかされて帰路につきました。
家に帰って戦利品を家族に披露。でも梱包内部のタグをみるとSIZE:ML 「・・・」
「お父さん、着れねえんじゃね?受けるぅ!」
次男坊にケラケラと笑われてしまいました。
チャンチャン。
では、またぁ。