東海大学海洋学部へ。
”フィッシング理論実習”なんてゼミがあるんですね。
唐突で何のことやらという感じですが先日、全磯連静岡県支部長から東海大学の釣りゼミの講師をやる気はないかとの連絡。
一応やるかやらないかの方向が決まってから大学側での選考が始まり、釣り具メーカーのテスターやインストラクターをやっていたり、釣り雑誌への原稿を書いていたりが選考基準になったりといろいろあるそうですが、今日は見学ということで静岡市清水区の東海大学海洋学部に行ってきました。
今回のゼミ参加者は35名。清水校舎、沼津校舎、湘南校舎の約150名の応募者から抽選で選ばれた35名です。既に趣味として釣りにはまっている学生からとにかく初めての学生まで様々なため、釣りの歴史、起源、漁と釣りの違い、海象、気象、観天望気、釣り道具、用品の組み合わせ方、海釣りの種類、釣りマナー等々の講義から入り実技へと移っていきます。
「今日もまた、逃がした魚はデカかった・・・かも」
なんてプリントされたTシャツを着たガチな学生もいます。
秦野市の上州屋で980円。この日のために購入してきたと胸を張ってました!
「熱いね〜。」
三保の海岸に出て投げ釣りの投げ方の実習風景。
実技は習うより慣れろが基本ですが、ま、最初から何でも上手くいきません。
「先生〜、竿が折れちゃいました〜」
「先生〜、テトラに錘が引っかかっちゃいました〜」
「先生〜、こんなんなっちゃいました〜」
いつの間にか私も先生に仕立てられて学生たちの面倒を見る羽目に・・・。
釣り道具って初めて触る人にとってはなかなか一筋縄では行かない物。
何も分からない、知らない、触ったこともない学生が殆どなので、教えるのは結構大変です。
午前中で投げ方の実技は終了。
中にはだるい空気感いっぱいの学生もいましたね。高いゼミ参加費を払っているのになんで?
でも、釣りってスイッチが入ると俄然やる気が出てメキメキ上達して大化けしたりします。
そんな希望的推測でなるべく頭の中をいっぱいにして午後の講義へ。
午後からは投げ釣りの仕掛けの作り方を実技含めて3時間ほど行いましたが初めて作る学生たちは・・・。
「むずい〜。」
「むずいです〜、まだ作るんすか〜?」
「ガチでイライラする!」
「無理〜・・・。」
「イテ!ハリ刺さった!もーぅ!」
こっちが「もぅ!」と言いたい。
しかし、学ぶ立場と教える立場が間違いなくここに存在している以上我慢、我慢。
このゼミで釣りを覚えて近い将来に釣り場で出会えたらきっと嬉しい一場面となるでしょうから来年から講師としてやってみようかな〜。
ま、あくまでも選考されればですけどね。
明日からは船に乗ってサビキ釣り、浜からの投げ釣り、堤防でのルアー釣り、サビキ釣りなどの実技が連日ひしめいています。
がんばれ!学生諸君!
君たちは勉学にいそしみたまえ!
私は仕事にいそしみます。
では、また!