K様邸の屋根用遮熱塗料
連休でちょっと足踏みしていた清水町K様邸ですが、今日から屋根の塗装工程に入りました。
今年の夏の酷暑に耐えかねて選んだ材料は東日本塗料製のスーパートップ遮熱。
まずはカチオン浸透エポプライマーで下地処理。スレート製の屋根材に浸透して屋根材自体の強度を上げて、なおかつ上塗り塗料との密着性を高めるためのプライマーです。
今日も暑い一日でしたが、当然のごとく屋根も高温になっていて足もジリジリと熱さを感じています。
プライマーが乾燥した後、遮熱塗料の中塗り工程です。
この塗料は2液性の強溶剤タイプなので超耐候性で抜群の耐久性と防カビ、防藻性能をも兼ね備えています。
午前11時30分頃の中塗り工程風景ですが、上からの照り付け、下からの照り返しで汗が体中から吹き出します。
そして足は低温火傷の一歩手前なくらいに熱くて熱くてたまらないです。
恐らく靴の内部は50℃か60℃か・・・。
ちょっと熱中症気味になってしまったのでお昼休みを長めにとって、午後2時から上塗り工程に入りましたが、本来ならば屋根材は一番熱を帯びて熱くなっているはずなのにあまり暑さを感じません。
これが遮熱塗料の効果です。
まさに効果絶大!
特殊な遮熱顔料を使用する遮熱塗料を塗布することにより赤外線を反射します。赤外線を反射することにより屋根材の蓄熱量も減って建物内部の気温が下がるという仕組みです。
外壁にも遮熱塗料を塗布することによって更に遮熱効果が発揮されます。
では、冬は逆に寒くなるのでは?というご質問をよく頂きますが、冬は赤外線量が極端に減るのでその分反射する赤外線も減少しますから建物内の気温が遮熱塗料の塗布によって下がるようなことはありません。
遮熱塗料での塗装後は光熱費の支払額も下がりますし、長年の屋根、外壁の蓄熱劣化も防ぐことが出来ます。
蓄熱劣化という言葉は聞きなれませんが簡単に説明しますと、屋根裏部屋や押し入れの天袋に長年使わなくなっていた家財を何十年か振りに引っ張り出してみたらボロボロになっていたなんてことがありませんか?
特に布地とか布製の人形とかその他もろもろが。
よく、”しょうが無くなっている”なんて表現をします。まさしくこれが蓄熱劣化です。サイディングの外壁やカラーベストの屋根材等は蓄熱劣化によって内部ももろくなってしまいます。
温暖化によって年々外気温が上がってきていることを考えるとこれからは遮熱塗料を使用しての塗り替えが主流となっていくと思われます。
灼熱地獄の中、夕方までに屋根の塗装が終了しました。
明日からは遮熱塗料を使用しての外壁の塗装工程に移っていきます。
早いもので明日は十五夜。
摂氏30℃越えの毎日ではそんな気分でもないし、季節感が狂いますね。
暑さ寒さも彼岸まで。
はやく涼しくならないかな〜。
では、また。