来た!来た!キタ――――!!!
今日は昨日に引き続きT様邸の外壁中塗り行程を行いました。
既存の外壁色は白に近いグレーでしたが、工事開始前の打ち合わせ時にせっかくの大改装だから外壁色は無難にオフホワイト系の概念を捨て、思いっきって色を加えてを外観を変えてみてはいかがでしょうか?とT様に御提案させて頂き、少し濃いめのベージュ色に決定しました。
住宅の外観はデザインの違い、外壁のテクスチャーの違い、アルミサッシの色の違い等々がバランスを取り合い「良い感じ」になります。
あちこちの町並みを注意して見ているとなぜ、この色を、この住宅に選んで塗ってしまったの?と感じる住宅が時々あります。
もろイエロー!もろピンク!恐らくお施主様が選んだのではないかと思われます。
黄色でも赤でも青でもみんないい色です。でも合う、合わないその住宅のデザインによってだと思うのです。
私どものお客様の中でもビビッドな色を最初に選ばれる方がいらっしゃいます。
そういうケースの場合は大抵、他の物件の色だけを見て参考にしている場合が多いのです。
屋根の色、破風の色、アルミサッシの形状、色などが似ている感じの住宅がどこかに存在していますので、そういう住宅はどういう外壁色にしているか?を参考にして塗装業者と色決めの協議してはいかがでしょうか?
しかし前述したようなことを、細かい所まで考えて塗り替えをご検討されているお施主様がどれだけいらっしゃるでしょうか?恐らく100人中30人位でしょう。
それが、普通です。
色の好みは個人の主観によって左右されますからお施主様の好みも当然、千差万別。
だからこそお施主様は御自分で考えている外壁色に対して「ホントにこれでいいのかな?やっぱペンキ屋さんに決めてもらった方がいいのかな?」っていつも不安なのです。
問題は塗装業者のセンスと仕事への取組み方なんです。
お施主様に「ビビッドなイタリアンイエローが大好きな色だからそれで塗ってよ。」と言われて和風の住宅に対して何も疑問も抱かずにそれを塗ってしまう様な塗装業者の多い昨今にはがっかりしてしまうことも少なくありません。業者が「えっ?」と疑問を持ったとしてもお施主様の言うとおりに施工すればクレームも出ないだろうという取り組み方は塗装業者としての責任を放棄していると藤沢塗工店は考えます。
沢山の施工実績イコール経験、が技術に磨きを掛け、そしてセンスが育まれて行きます。
もう一つ付け加えるとすれば塗装工事はとても幅広い塗装技術を必要とします。住宅の新築工事にはお施主様、設計士、工務店、業者のそれぞれの経験、技術、センス、想いが織り混ざり、いかに心豊かに過ごせる居住空間を創造できるかを皆が必死になって考えます。その過程をしっかりと心に焼き付け、また新築時に関われなく塗り替え時に初めてお施主様と関わったとしても新築時には同じような過程があったことを想像し、その想いを『色』というものを通し具現化して、更にそこからまた、お施主様に心豊かに生活して頂くことを常に考えていきながら仕事に取り組む・・・藤沢塗工店の仕事とはそういう事だと考えます。
有限会社 藤沢塗工店 | General | 09/08/19 | 20:40 | comment(0)| No Trackbacks