静岡県舞台芸術公園
昨日は静岡市の日本平動物園近くにある静岡県舞台芸術公園の施設内部塗装工事に行ってきました。
東京ドーム4個分の広大な敷地の中に周囲と調和の取れた10棟の建物が点在しています。
財団法人静岡県舞台芸術センターが運営する施設ですが、日本平の山中にこの様な施設があるなんて全く知りませんでした。
SPAC(shizuoka paforming arts center)という劇団の活動拠点となる施設で、日々俳優やスタッフの方々がここで稽古そして舞台芸術を披露しています。
これは屋外劇場「有度(うど)」へのエントランスです。外壁はシルバーグレーのひのき縁甲板張り、内部はイタリアンスタッコ。デザイン的にもシャープで素敵です。
エントランスを抜けると緑の中に劇場が忽然と現れます。
観客席に使われている石材は伊豆石。最近はこの伊豆石も産出も少なくなり希少な石材となりつつあります。
生身の人間が舞台上で放つ”一回性の生”ともいうべきエネルギーに触れる場所。
上演するものと観る者の創造力/想像力を触発し、両者が出会う場、それが劇場です。
と、SPACのウェブサイトにあります。
きっともの凄くストイックな稽古の末に放つそれぞれのオーラは観る者を感動?呼応?一体?良く分かりませんが観客はある意味その凄みのような物に心震わせられるのでしょう。
一度、体験してみたいものです。
さて、仕事です。劇場内の楽屋スペースのトイレ、シャワールームの壁、天井の塗装を依頼されましたがどこもかしこもカビが一面に生えてしまっています。建物自体はコンクリートで作られ、換気も良くない状態ですから仕方がありません。
シャワールームの場所によっては内部からの湿気により塗装面が剥がれています。
既存塗装膜との不陸を直すためにパテ処理を施し、ツライチにします。
SK化研のバイオファインという反応硬化型アクリルエマルジョン塗料を塗布します。
カビがとても生えにくく、洗剤を用いての拭き掃除も出来る優れた塗料です。
一日でトイレ4か所、シャワールーム2か所の塗装工事は養生も含め、時間的にタイトな工程でしたが何とか午後5時半終了。
明日は長沢区公民館の追加工事を行い、私は長沢区コミュニティー推進委員会の奉仕作業で汗を流してきます。
では、また。