第7回オーナーカップ東日本石鯛選手権大会
第7回オーナーカップ東日本石鯛選手権大会が昨日、伊豆半島を舞台に開催されました。
この大会は釣りバリのメーカー?オーナーばりの釣りばりの愛好者の集まり、オーナー石鯛フィールドメンバー主催の大会で関東圏から山梨、静岡、愛知の石鯛釣りファン約600名で構成されています。
そのオーナー石鯛フィールドメンバーの役員である私は前日の土曜日から準備に追われ、27日午前1時に受付場所の下田ベイステージへ。
受付で参加者の皆さんとの挨拶やマスコミ関係とのやり取りを済ませ午前4時に石廊崎へ到着。
午前4時半に石廊崎を出港して、週刊釣りニュースの記者Tさんと沼津潮倶楽部のF君の3人で陸の丸島に渡礁しました。
F君は今回が石鯛釣りのデビュー戦。
あーだ、こーだとまずは石鯛男塾、塾長の講釈から始まります。これをず―――っとやっていると釣りの時間が無くなりますからここ陸の丸島での石鯛釣り講座に絞り時間短縮。
一通りの釣り方を教え、タックルの準備を終えて記念すべきF君の第1投!
それ!とばかりに第1投しましたが、ジュジャジャーっとリールから異音が!よくあることですが案の定バックラッシュしてしまいました。バックラッシュとはリールに巻いた道糸がリールから出るスピードよりリールが回転するスピードの方が速い場合にリールに巻いた道糸がリール内で絡まってしまう事を言います。
そのバックラッシュが酷かった・・・。せっかく巻いた道糸が再起不能状態になってしまいました。予備のリールを貸してあげて
もう一度再挑戦です。
伊豆半島最南端の石廊崎方向から下り潮が良い感じでぶつけていますが意外と魚の活性は低く明確な石鯛、石垣鯛のアタリはありません。しかし時折小さなアタリがあり、ガンガゼウニなどの硬いエサが取られてきます。
「たぶん、本物(この場合は石鯛、石垣鯛)がいるよ。油断しないようにな。F君。」
F君は手探り状態ながら竿先をたたく本物のアタリに「うわっ、うわっ、会長!凄いアタリですっ」と興奮しながら黙々と釣りを続けています。
するとF君の竿先がグワッと引きこまれました!F君はとっさに合わせようと身構えましたが「まだまだ!竿が根元まで曲がって、そこからひと呼吸置いてから思いっきり合わせろ!じゃないと掛からないぞ!」
そしてグワッ、グワッ!ギュワワワ―――とF君の竿が根元まで引きこまれ「イッタ―――――!合わせろ―――!」
の号令にF君は竿を手に持ち、しゃにむにリールを巻く巻く!ポンピングなど忘れてゴリ巻き、ゴリ巻き―――!!
数分の格闘の末、水面に現れ出たのは本命の石垣鯛!初挑戦で釣っちゃいました!石鯛釣りでは滅多にこんなことありません。
普通は始めてから3年間はボウズ覚悟が当たり前の釣りです。
でも残念なことに取りこみの時にハリが外れて、パタンパタン、ボチャン!と初釣果の石垣鯛はまた海の中へ帰って行ってしまいました。
「会長!でも凄いっす!もの凄い引きます!ヤバいっす!男の釣りっす!」
「だら?やべ〜ら?F君、初挑戦で本物掛けたってことは”持ってるよ”。近いうちに必ず釣れるよ!頑張れ!」
その数十分後!今度は私に釣れました!大本命の石鯛ではありませんでしたが本命の石垣鯛!
これで取材はOK!良い画が撮れました!7月6日発売の『週刊釣りニュース』に載ります。8月25日発売の『磯・投げ情報』には私が投稿しますのでよろしかったらご覧ください。
それからも本命らしきアタリがありF君にもう一度あの引きを味わってもらいたく頑張りましたがお昼ころから潮が変わり、アタリがぱったりと止まりました。1時に離礁し、表彰式が行われるベイステージ下田に戻り検量所を覗くと・・・
『ドン!』
『ドン!!』
『ズッドーン!!!』
と沢山の石鯛、石垣鯛が持ち込まれています。
昨年の大会もそこそこ魚は出ていましたが、今年は凄いです!一応私も検量しましたが、惜しくも入賞は果たせず、しかし大会役員としては遠方からの参加者の皆さんが釣ってくれて一安心。
結果的に30枚以上の石鯛、石垣鯛が検量に持ち込まれ大盛況でした。
いつまでも検量所でワ―とかキャーとか言っておられず賞品や抽選会の景品の準備をしながら頭の中は表彰式の式次第を考えて司会進行を務める表彰式に突入!
優勝のKさんには俊貞作の30万円相当の和竿と副賞、2位のFさんにはどうやって持って帰るんだ?というぐらいの大型液晶テレビと副賞、3位のSさんには高額掃除機と副賞が贈られ、10位までの入賞者の皆さんにはそれぞれ家電などの賞品が贈られました。
最後に参加者160名全員で記念撮影。
石鯛釣りの大会では日本で最大の大会のオーナーカップ東日本石鯛選手権大会ですが、今年も大勢の参加者の皆さんに支えられて大成功のうちに内に終了し、そして事故なく大会が成立したことに感謝感謝であります。
今日も参加者の方々から労いのお電話を沢山いただきましたことにも感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
また来年、お会いしましょう!