沼津市I様邸外部改修塗装工事が完了しました。
こんばんは。
”シャチョブロ”です。
先程までここ清水町はもの凄い雷と大雨!
今夏は雨が少なくて少し湿り気が欲しいな、なんて思っていましたからちょうどいい塩梅の雨。
静岡県中西部の大井川水系、天竜川水系は取水制限が始まりましたので少しでもそちら方向に雨が降ってほしいものです。
さてさて、沼津市のI様邸外部改修塗装工事が完了いたしました。
破風板の下塗り工程です。
破風板は現場調色した2液型シリコンで塗装しました。
既存色は淡いグレー。
外壁もグレー系なのでカラーバランスはOK。
でも今回は外壁をベージュにしましたので破風板は外壁色より少し濃いめのベージュ色。
雨樋いは焦げ茶色でしたが雨樋いも同色にしてシンプルな外観になるように仕上げてみました。
破風板、雨樋いの上塗り工程です。
工事に入る前からとてもいい色合いで気になっていたのがダンケルブラウンな瓦の色。
この茶色い瓦の色を生かして全体的に明るくしたかったのが「藤沢塗工店」の本音です。
樋の焦げ茶色が目につくと目に映る茶色が全体的に少しぼやけて瓦のいい色が目立たなくなってしまうんじゃないかなぁ、なんて思っていましたので破風板と樋をベージュの同色に仕上げてみました。
雨戸の戸袋のシリコン下塗り工程です。
下塗り工程が乾いた後にシリコンの上塗り工程です。
戸袋の鏡板塗装工程の完了です。
この色も現場調色。
ブロンズのアルミサッシに取り付けられているこの鏡板は元々少しくすんだ感じの焦げ茶色なので大体ベースとなる焦げ茶色を作ってから白を足します。
白を足すと落ち着いた感じの目に優しいこげ茶色になります。
外壁の色とのバランスを見て、更に黒や赤、黄を少しづつ足して「藤沢塗工店」の目から見たベストバランスの色を作って塗装するようにしています。
ツヤ調整も結構大事なポイント。
お施主様の好みが当然、最優先されますが、「藤沢塗工店」的には外壁がツヤありならば破風板や樋、雨戸などは3分ツヤくらいまでツヤを落として塗装した方がしっとりとして品良く配色がまとまりますのでこちらの方がおススメです。
家具類でイタリア製のネコ足の椅子やテーブルなどは装飾が凝っているためにクリアー塗装はテカテカにツヤありの方が絶対的に高級感が出ますが、シンプルな家具やカントリー調の家具をテカテカに塗ってしまうと雰囲気が台無しになるのでナチュラルな艶消しのオイルやクリアーを塗りますね。あの感じです。
要はTPOが大切。
最後にベランダの塗装です。
ウレタンゴム系で防水塗装が設えられています。
塗膜が劣化して薄くなってしまっているところは下地のモルタルが露出しています。
シーラーを下塗りとして塗布します。
シーラーを十分乾燥させた後、厚付けの弾性防水材を塗布します。
防水工事で大切な事はシーラーをとにかくよく乾燥させること。
シーラーに含まれる水分がモルタル層に浸透し、モルタル内部でその水分が滞留している状態で厚付けの防水材を塗布するとモルタル内部の水分が蒸発する際に上塗りの防水材を下から押し上げて膨れ、剥がれの原因となってしまいます。
工期の絡みや工事の進み具合の中で表面が乾いていることで安易に慌てて工事を進めると後々大変なことになりますから注意が必要ですね。
ベランダ防水工事終了です。
翌日、完全に乾いてからテープなどの養生材撤去となります。
この画像は工事前の画像です。
落ち着いた少しクールな印象です。
足場撤去後の工事完了画像です。
瓦の色と外壁の色がお互いを引き立てて軽やかな印象にイメージチェンジされました。
お陰様で滞りなく工事が完了いたしました。
忙しいさ中お茶を出して下さったり、可愛い3人のお孫さんと遊んだりして、なんかとっても楽しく暖かい雰囲気の中で仕事をさせて頂きました。
感謝、感謝です。
本当にありがとうございました。
今後とも是非宜しくお願い致します。
では、また。