東海大学フィッシング理論実習、2日目
こんばんは。
”シャチョブロ”です。
東海大学フィッシング理論実習の2日目です。
2日目からは実習となり、三保海岸で行います。
場所は東海大学海洋科学水族館のすぐとなり。
三保近辺で釣りをする人は三保半島の外海側に行きますのでこの内湾に面した海岸は学生達の実習にはうってつけの場所。
ビギナーとそれなりの人が一緒になるとトラブルのもとになりかねませんからね。
ふと後ろを見るとなんと!
去年までは大型のコンテナを改造してあった更衣室や休憩所が、こんな立派な建物になっていました!
更衣室、ロッカー室、シャワー室、WC、休憩室、教室が完備されていてとても使いやすくて快適な作りになっています。
午前9時から実習が始まります。
投げ釣りと実習船からのルアー釣りとに分かれて行います。
ルアー釣りは宮本先生と朝倉先生に任せて、長谷川先生と私は投げ釣り担当です。
最初に長谷川先生から投げ釣りの初歩、エサのつけ方、仕掛けの投入の仕方を教わって、実釣開始です。
殆どはエサのイソメが初体験なので最初っからかなりの高ハードルなのですがここをまず、クリアーしないといけません。
がしかし!今年は各人にマルキューの「投げ釣りパウダー」というウェポンを配布したのであの、ニュルニュル感からはほぼ解放されて手返しが早くなり、釣りに集中する度合いが俄然アップしたようです。
「投げ釣りパウダー」には高摂餌素材も入っているので釣れる確率も高くなります。
阿蘇校舎から参加の学生がカワハギを釣りました!
こちらの学生さんはシロギス!
魚が釣れますと遠くから「センセー!釣れた―!なんて魚ー!?」
と駆け寄ってきます。
大体最初は「食べられます?」って聞きます。
やっぱり、自分で釣った魚って食べて、どんなもんか知りたいんでしょうね。
なるべく、釣った魚を観察させて触った感じ、色、魚体の構造などを説明すると「ほ〜!なるほど〜」っとすっと覚え込む感じが、学生ってスゴイな〜なんて感じます。
僕らの年齢になるとそういうピュアな感覚がね、どうしても・・・。
こちらはオオモンハタ。
あんまり、この海域ではオオモンハタって釣れないんですけどね。
元々は南方海域に棲むハタの仲間で、40センチくらいにまで成長します。
食べると美味。
水揚げ量は少ないので高級魚。
もう少し大きければ刺身や煮つけに出来たんですけれどね。
こういう魚が釣れて、しかも稚魚まで釣れるっていう事は普通に成魚がそれなりの数がこの海域に生息している証拠で、こういうところから推測すると段々、海水温が上がって来ていて南方系の魚の北限が上がってきていると言えます。
伊豆半島での石鯛釣りでもそうです。
20年位前には秋になってもイシガキダイなんてそんなに釣れなくて、イシガキダイが釣れればそれなりに嬉しかったものですが今は針のサイズを落とせば何枚も釣れます。
正直、今はイシガキダイ釣ってもな〜って低テンション。
海が変わって来てます。
実習船からルアー組が帰ってきました。
太刀魚のポイントが狭くて、喰いも激シブ!
ルアーには歯が当たったキズが沢山付くのですがもうあと5ミリ!食い込めば掛かるんですが、そこまでの道のりが遠いとの事でした。
タチウオ(太刀魚)。別名 サーベルフィッシュ。スズキ目サバ亜目タチウオ科
小魚やイカを捕食し温帯の海に生息。
体表面を覆う銀色のグアニン層は昔、マニキュアのラメ等に使われていたそうです。
歯が鋭い為、釣った直後の扱いには注意が必要。皮手袋でギュッと握ってプライヤーなどでハリを外す。横着するとザックリと手指が裂けます。
今が旬なので脂ののりも良く刺身やムニエル、塩焼きと何でも来いで美味。
私個人的には好んで食べない。
何故って?
う〜ん、強いて言えばあのグアニン層の銀色が金属感たっぷりなので視覚的にちょっと苦手。
なんだかアルミ箔食べるみたいなんだもーん。
一緒に添い寝して、イイ子イイ子してるもんだから「腕枕してやれば?」って言ったらこの通り。爆
でも太刀魚の顔は”シギャー!
立派な5本指クラスです。
3日目は私も実習船に乗り込んで船からのサビキ釣りを行います。
今日はこの辺・・・、おっと!
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秋は釣り物には困らないサイコ―の季節です!
台風17号が去ったら「磯投げ」片手に繰り出そう!
では、また。