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    モロコ釣り、玉砕。

    昨日は南伊豆、大瀬で沼津潮倶楽部の磯釣り大会を行いました。
    メジナ狙い狙い、石鯛狙い、モロコ狙いの会員が集まり、私はモロコ狙いで釣行しました。


    午前4時に大瀬港に到着しましたが、車が揺れるほどの強い西風が吹いています。
    午前5時に出港しましたが、大場所と言われる1級磯は殆ど大波を被って渡礁不能状態。私達は何とか上人小根に渡礁。

    メジナ狙いの会員とモロコ狙いの会員がガチャガチャと準備に取り掛かっています。

              
              秋空に向かって伸びるモロコ竿。

    根元まで一瞬にして曲がるほどのアタリを伝えることが今日は出来るのか?

    『さあっ、来い!帝王!』
     



    コマセ(寄せ餌)はカタクチイワシを撒きます。

                              
                              エサはサバ。

                               
    こんな風にしてサバ一匹をハリに付け、ヨイショーッと投げ込み、モロコの魚信を待ちます。

    「キタ―――!!」
     


    メジナ釣りの合間にルアーを投げてワラサを狙ったT君が叫ぶ!

    「なんだ?なんだ?」

    12フィートのルアー竿が良い曲がりしてます。


    H君がタモ入れ一発!

    「ワラサだ―――!」

    [獲ったど―――!!!」
     


    この後、T君はもう1匹ワラサを追釣し、更にイナダを5匹連釣し健闘!


    標準和名【ワラサ】 スズキ目アジ科

    関東ではワカシ、イナダ、ワラサ、ブリと成長とともに名前が変わる出世魚。
    80センチ以上のブリに比べると、脂の乗りが浅く食べやすい。
    刺身でももちろん美味しいが、しゃぶしゃぶは絶品。






















    前日に比べ西風の影響で少し水温が下がったのか、メジナの釣果はぽつぽつ。

    でも・・・


    Mさんはヒラソウダガツオを・・・

    「獲ったど―!」
     

    カツオの仲間でマルソウダとヒラソウダがいますがこれはヒラソウダ

    マルソウダを10匹釣る間ヒラソウダが釣れる確率は3分の一。

    食べて美味しいのはヒラソウダ

    竿をいきなり引ったくり、いつまでも右や左に走りまくり、群れが磯に付いてしまうといつまでも釣れる。あくまでも磯釣りでは外道の扱いなので時々「もう、イヤッ」となる。

    スズキ目サバ科の魚でマルソウダとヒラソウダはよく似ているため見分けが難しいが背中の黒い暗色域とエラぶたの縁取りの暗色域が繋がっているのがマルソウダ。逆に背中の暗色域とエラぶたの暗色域が離れているのはヒラソウダ。

                         

    グワワワ―――!ドッス―――――ン!ザバガガ――――!
     

    上げ潮が5分くらいになるといよいよウネリが大きくなり、デンジャラスな雰囲気。

    時折、襲い来る大波にI君はコマセを入れるバッカンと柄杓をダバー――ッと流され、隣のH君とIさんはモロコのえさとコマセをガバー――ッと流され、そろそろヤバいな〜。

    すでに親島という磯に乗っていた石鯛狙いの会員は波を被りまくりで撤収しています。


    で、あ、私?
                            
                            モロコ釣りの税金外道、ウツボの猛攻に合い、玉砕!
     

                        「もうイヤッ、こんな生活っ」
     

    午前11時、渡船の大倉丸が大波を蹴散らしやって来ました!

    「いくら潮倶楽部さんでも〜!もうこれ以上は〜!とっても危ないから〜!上がりましょう〜!」

    海の上では船長は絶対的権力の持ち主。
     

    撤収―――!!!
     


    ROCK’N’ ROLL in 東京ドームまであと5日
     

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