小西和人自伝 『楽しみを釣る』
もう、毎日毎日蒸し暑くて、雨ばっかり・・・。
初っ端からボヤキで始まる今日の”シャチョブロ”。段々と気分が萎える自分がそこに居て、それを振りほどこうとする自分もそこに居るって感じのここ最近です。
本が読んでみたくなりました。
ビジネス書では無くて釣りの本です。
『楽しみを釣る』
関西の釣り雑誌「週刊釣りサンデ―」を創刊した小西和人さんの自伝です。
ここ最近、全磯連関東支部に所属している潮風会の阿部様よりコメントを頂いていますが、その阿部様のブログ”さかなちゃん”にこの本のことが書いてありましたのでさっそく購入しました。
小西和人さんが亡くなった事は聞いていましたがこの様な自伝が出た事は知らず、又、「週刊釣りサンデ―」の別冊「磯釣りスペシャル」から原稿執筆依頼を受け、つたない文章をせっせと構成し、なんとか記事になるように書いていたのを思いだします。そのころはパソコンなんて物は持っていなくて自筆で原稿用紙に書いたものです。書いている途中で構成の順番を間違えると何十行も書きなおしなんて事もザラで、夜中に何度も天を仰ぐこともありました。小西和人さんとは面識もありませんが『週刊釣りサンデ―』と言う雑誌を通じて幾ばくかのご縁があったのかもしれません。
私が生まれる前から磯釣りにのめり込み、釣り界の近代史を築き上げた先達の方の一人であり、より遠くへ、そしてより大物を求め世界の水辺を駆け抜けた巨星、小西和人さん。その歴史には凄まじい物があります。それと同じく全日本磯釣連盟の歴史にも凄まじい物があります。関東と関西の釣りの気質にはどうしても相いれられないものがありますがそれでもそれぞれの地域で沢山の先達の方々が釣り場開拓に記録更新にしのぎを削った時代があったからこそ、いま、私達が楽しく釣りが出来ていると強く感じます。
私が所属する沼津潮倶楽部という磯釣りクラブも発足して36年が経ちますが、もうそろそろ老舗のクラブと言う金看板が付くのでしょうか?そうだとすればそれは先輩たちが築いてきた歴史があってこそであり、その看板の上にあぐらなんかかいていたら叱られてしまいます。
これからの磯釣りクラブは?これからの釣り界は?どうあるべきか?そしてそこに関わる私達はどのように歩むべきか、きっとこの『楽しみを釣る』という題名の自伝にはヒントがあると思います。
じっくりとかみしめながら読みます。
さて、沼津市のS様邸の外部改修塗装工事の進捗状況ですが、足場絡の塗装箇所は全て完了し、明日から足場解体作業が始まります。
明日は雨は降らなさそうですのでベランダの塗装工事等を進めようと思います。
では、また。