帝王との対峙・・・、そして凱歌はどちらに!?
こんばんは。
”シャチョブロ”です。
今日はタイトル通り、期待通り?に更新します。
23日に石廊崎にモロコ(クエ)釣りに行ってきました。
伊豆半島最南端、石廊崎の夜明け。
夜明けとともに激闘の幕は開くのか?・・・。
「磯の帝王」との対峙が始まる。
さあ!勝負だ!
竿先をグワン!ビヨン!と揺らすのはやっぱりコイツ。
モロコ釣りの時に絶対に釣れる海のギャング、ウツボです。
この日もとりあえず仕掛けを投入すればウツボ、次もウツボ、ウツボ、ウツボ、またウツボ!
ホントにどこもかしこもウツボだらけです。
9時頃になると渡船の喜美丸名物のアツアツのお弁当が届きました。
提携先のスポーツニッポンの新聞紙に包まれたその包みをガサゴソと開けると・・・。
ジャジャ―――ン!
アツアツの親子丼です!
でも、いつもはカツ丼なのに何故かこの日は親子丼。
磯釣りの時は大体、コンビニの冷えたお弁当ですがちょっと肌寒いこのころになると何が美味いってこの親子丼です。
伊豆半島の渡船屋さんでも何軒かはお弁当を作ってはくれますが、アツアツのお弁当を届けてくれるのはここ石廊崎の喜美丸さんだけです。
あっという間に完食です。
ごちそうさまでした〜!
ウツボに包囲網を敷かれて戦意喪失気味になったのでちょっと石鯛釣りに浮気してみました。
下り潮が流れているか、流れていないかくらいの速さなので思い切って沖向きに遠投してアタリを待ちました。
すると!エサのヤドカリをゴツゴツと食べるアタリがあります。
そして一丁前にキュウウン!と竿を絞り込んだのはコイツでした。
標準和名 【イラ】 スズキ目ベラ科
石鯛釣りの外道で時々釣れる。40センチオーバーになると前アタリが力強く、そして一気に竿をひったくるのでてっきり石鯛かと思うのだが上がってきた正体を見たとたんに殆どの石鯛士はがっくりと膝から崩れ落ちる。伊豆半島では斜めに筋がはいっているために”けさがけ”とも呼ぶ。
食べても美味しくないらしい。
そして・・・。
キタ――――――!!!
とうとうキタ――――――!!!
潮目付近に遠投してアタリを待つとウツボのそれとは違う前アタリ!
激闘の幕開けだ!
その直後にグワワワン!グッチャンとモロコ竿が根元付近まで捻じ曲げられた途端に体をのけ反らせて大アワセをくれるがいったん穴に潜られる!
道糸を緩めたり張ったりして穴から出てくるのを待ち竿先がグワッと揺れた瞬間、渾身の力で竿を煽って穴から引きずり出す!
ズル!ズル!ズル!っと何とか出てくる気配。
更に力任せに引きずり出す!引きずり出した瞬間にまた奴はグワン!グワン!と引きずり込もうとするが”力”じゃぁ負けません!
一進一退。
ボッコ―――ンと浮いた瞬間に同行のKさんが「出た―!モロコだ―――――!」と叫ぶ!
勝負あり!
凱歌は我にあり!
ドッカ―――――ン!
石鯛釣りとは一線を画す程の一か八かの真っ向勝負!
まさしく「磯の帝王」と呼ぶにふさわしい好敵手です。
クエバリの60号ががっちりと掛かっています。
フィッシュイーター然とした歯がスゴイですね!
標準和名 【クエ】 スズキ目ハタ科
関東ではモロコ、九州ではアラと呼ばれ、その風格とどう猛な性質から「磯の帝王」と称される。
岩礁帯の穴やエグレに棲みつき、頭上を泳ぐ魚めがけて突進するそのスピードは凄まじく、モロコ釣り専用の豪竿をなんなく捻じ曲げつり人を翻弄するその釣り様は磯釣りのステータスと呼ぶにふさわしい。下世話な話ではあるが冬場のモロコの浜値はキロ1万円以上もする。
目標の30キロオーバーには全然届かずの8キロのモロコ。
人生2本目のモロコ。
でもめったに釣れないから嬉しい嬉しい一本です。
伊豆の豊穣な海に感謝、感謝です。
そして同行のKさん、Iさん、Sちゃん、解体作業からモロコ鍋の下ごしらえまでしてくれた寿司職人のサイト―さん、皆さん有難うございました。
いや〜、最高にモロコ鍋は美味かった〜!
では、また。