高校サッカー選手権2次リーグ終了、そして引退。
こんばんは。
”シャチョブロ”です。
静岡県高校サッカー選手権2次リーグ最終戦が先週末に浜松開誠館総合グラウンドで行われました。
先日、藤枝明誠高校サッカー部の皆さんからうちの豚児宛てにお見舞いの寄せ書きを頂きました。
ありがとうございました。
心がこもった寄せ書きを胸に抱いて最終戦に臨みます。
こうなってくると藤枝明誠サッカー部には何が何でも全国への切符を手にしてほしいものです。
応援してます!
がんばれ!藤枝明誠サッカー部!
当日は台風27号の影響で横殴りの雨の中での試合となりました。
最後の高校サッカー選手権予選。
最後の公式戦。
そして最後の”カンピオーネ”。
本場イタリアでは「カンピオーネ!カンピオーネ!オーレ!オーレ!オーレ―!」。
カトガクでは「ガンバローぜ!ガンバローぜ!オーレ!オーレ!オーレ―!」。
最終戦の相手は浜松湖東高校。
最後の試合ですので3年生全員がメンバー入りです。
さあ!キックオフ!
前半を0対0で折り返し、後半5分に試合が動きました。
1点を先制された後、ヒロキのセンタリングをシマがドンピシャのヘッド!同点としました。
その後相手ファールでPKのチャンスを得ましたが相手GKのエクセレントセーブで逆転ならず。
そこから流れがガラッと変わり更に失点。
残り時間が少なくなり気持ちだけが先走ってバタつく場面がありましたが3年生全員で最後の最後まで全身全霊でボールを追いました。
ゲームセット!
健闘虚しく2対1で惜敗です。
2次リーグAブロック結果は1位浜名高校、2位藤枝明誠高校、3位浜松湖東高校、4位加藤学園となりました。
浜名高校と藤枝明誠が決勝トーナメントに進出です。
3年間の感謝をこめて最後の挨拶。
選手も応援席も色々な思いが駆け巡りグシュグシュです。
お疲れさん!
よく頑張った!
祝!引退!
涙、涙の最後のアツいミーティング。
顧問からは「最後までこんなに3年が残って戦ったこのチームを俺は誇りに思う!」と感動の言葉を頂きました。
最高の顧問、最高のコーチ、最高のチームメイトに恵まれた最高のサッカー部、最高の3年間でした。
彼らを通して親も色々なことを教わりました。
激闘終わり、この清々しい青空。
みんなのこころと同じ。
夕方からは1年生部員のオートモ君ちがやってる三島市本町のイタリアンレストラン、「ボナペティ デリス」で3年生だけでお疲れさん会を開きました。
どの料理もお酒も美味しくてマジでなかなかでしたよ。
御馳走さまでした!
みんなから3年間の想いと親への感謝の気持ち、今後の抱負を披露してもらいました。
ゴールキーパー、こーへい。
うちの豚児です。
アスルクラロ沼津出身。特待で加藤学園サッカー部に入れてもらいました。1年からトップチーム入りして左足肉離れ、左ひじ骨折、骨盤骨折、全身打撲、左ひざ靭帯損傷、筋挫傷、鼻骨骨折、顔面打撲、頸椎捻挫の数々の怪我を乗り越え闘志溢れるプレーでよく頑張りました。
普通、これだけ怪我をすると人間は学習するものだと思いますがアドレナリン出まくりで懲りてないんでしょう。それが良いのか悪いのか・・・。
失点を重ねると自分を責めてしまうところが多々ありましたがチームメイトの励ましと支えでここまでこれました。
大学に行ってもサッカーを続けるのでこれからは怪我をしない体づくりをしないといけませんな。
ホッとしている暇はないぞ!
ボランチ、しま。
しまは上手かった。なにやっても上手い。アスルクラロ沼津出身でしまも特待組。1年生からトップチームでしたが怪我もなく常にトップチームのボランチを引っ張ってくれました。ピンポイントのセンタリングとフリーキックは得点臭プンプン。アシストしてよし、シュートしてよしの才能はもの凄いものがありました。
お兄ちゃんも弟もエクセレントプレイヤー。
サッカー大好き!
右サイドハーフ、りょーすけ。
エスパルス駿東出身。りょーすけも特待組、3年になってから重症の肉離れを起こして戦線離脱していましたが右サイドからの突破力と破壊力抜群のミドルシュートは何度もチームを勝利に導きました。
サッカーセンスとそのポテンシャルは常に高次元。
左サイドハーフ、こーすけ
巧みなプレーの持ち主では無いけれど泥臭く機関車の様にボールを追う姿が印象的でした。
右サイドバック、あまの。
ムードメイカーですが、いつもヒヤヒヤさせられました。あまのにボールが行ったり、相手フォワードと競ると「あまの―――――!!!!!」と応援席から悲鳴にも似た声援が!でもAリーグの戦いからグググーッと実力をつけて不動の右サイドバックとなりました。
あ、骨折一回してました。
まだ高校生なので時にチンプンカンプンで的を得ない事を言うのでみんな泣いたり笑ったり。
右脳が疲れる〜。
左サイドバック、けんや。
1年の時、右足肉離れがひどくて大きな手術を乗り越えてセカンドチームで頑張りました。
試合中、けんやのお母さんのイエローラウドの波動が校舎のガラスを割ったとか割らなかったとか・・・。
フォワード、さの。
大きな怪我無く、セカンドチームで頑張りました。サッカー部の中ではズバ抜けた秀才。勉学に励むためインターハイで引退しました。
右サイドバック、ともき。
シャイでナイーブ。
怪我無く、セカンドチームで頑張りました。しまと練習中に大ゲンカの末、部活に来なくなった時期がありましたがドロップアウトせずによく頑張りました。
フォワード、にしかわ。
セカンドチームのフォワードとして活躍しましたが肉離れを起こしても何故か病院に行かずひたすら整体で治す変わった感覚の持ち主。
がしかし、たった一週間で戦線復帰する驚異的体質が正直ある意味良く分からん、あいつの体は・・・(総評)。
ボランチ、なおき。
セカンドチームで驚異的な身体能力を持ち、どんなに派手に転ばされても、飛ばされても、削られても絶対に怪我をしないので全幅の信頼を得て頑張りました。
フォワード、かんた。
何故か靴履いてない。なんでだ?
かんたは捻挫が多く、チョイチョイ戦線離脱を繰り返しながらもトップチームのフォワードとして頑張りました。
家業のスウィーツ屋さん「ブルーベリー」の”かんた君のおやつ”は美味しいのでチョー有名です。
フォワード、しおん。
FC時之栖出身。足の小指の骨折一回。セカンドチームのフォワードとして活躍しました。争いごとを好まず優しい子。
サッカー部のヒーラー(Heeler、癒し系)的存在。
ボランチ、いーだ。
長泉アミーゴス出身。いーだも特待組、セカンドチームのキャプテンを務めた後、トップチームに昇格してきました。目立たないけれど実はテクニシャンでゲームの組み立て力はチームイチ!
テクニックで相手を引き付けてからのキラーパスがひろきに繋がると得点チャンスが一気に広がる、そんなボランチでした。
フォワード、しゅー。
アスルクラロ沼津出身。特待組の中でも途中まで鳴かず飛ばずでしたが3年になってから急に頭角を現し、スルスルとボランチ位置から飛び出してきて振り抜く、地を這う鋭いシュートは何気に得点力アリでした。
センターバック、まーし。
そこそこの体格を持つが足が遅いのが玉にキズ。未だに足の遅さは謎。しかし、相手セットプレー時に打点が高いヘディングはいつも失点危機を救いました。
お姉さんにすごく可愛られているのがちょっと羨ましいヤツです。
センターバック、ゆーや。
愚直で泥臭く、ヘディングが強くフィジカルも強いセンターバック、動体視力に優れ、相手フォワードを何の躊躇もなくえぐい位に削り倒す闘志溢れるプレーは何処の高校のフォワードからも恐れられる存在でした。
エースストライカー、こーた。
マーレFC出身。こーたも特待組ですが優しい性格が時々仇となりエースストライカーなのになかなか点が取れない事に本人も応援席もジレンマ。しかし選手権予選時には
勇猛果敢にゴールを狙って2枚のイエローカードを獲得したのがある意味チームの士気を高める事に。
こーたもお姉さんにすごく可愛られてます。
ゴールキーパー、やまみち。
マーレFC出身。第2キーパーを務めていましたが試合中よく頭を蹴られて記憶が飛ぶことがしばしばでした。
でも、大きな怪我もなく、いつも失点して悔しさで泣きじゃくるこーへいの傍で寄り添う姿が彼の慈悲深い人間性を物語っていました。
ゴールキーパー、みつを。
第3キーパーを務めていました。今年、自転車事故で螺旋骨折の重傷を負い長期戦線離脱しましたが長期間の筋トレでの逆三角形の体は眼を見張るものがあります。
ターザンの表紙にいかが?
お母さんが看護師さんなので試合中の怪我の時はみんなお世話になりました。
マネージャー、あむちゃん。
最後までマネージャーを務めてくれてチームの為に献身してくれました。マネージャーの鏡のような女の子でした。
あいさつ、立ち居振る舞い等等、全てが天使のように可愛いマネージャー。
人気絶大の為、誰も告れずとの噂。
ボランチ、ひろき。
アスルクラロ沼津出身。特待組。1年生からトップチーム入りして3年生ではキャプテンを務めボールコントロール力はチームナンバー1!キャプテンという責務から怪我をしても弱音を吐かずいつも満身創痍の状態でチームを引っ張ってくれました。
本当によく頑張りました。
アスルクラロ沼津時代に南アフリカW杯があり、その時に「ア―――!!!代表に招集されてたのに今日、飛行機乗り忘れた――――!!!どーしよー!!!」と大きな声でわめいていたのを良く憶えています。
そういう冗談をポンポンと言えるのは頭の回転が速い証拠。
なので意外と?勉強できます。余談ですが・・・。
さっきまで悔し泣きでボロボロだったのに最後はこの笑顔です。
親は試合の度に勝ち負けにひたすら一喜一憂していた3年間でしたが、この子たちは勝ち負けだけでなくカトガクサッカーから一途に沢山の事を学び、感じ、想い、自分の人間形成に役立てて来たんだなぁと強く感じました。
教えられましたね。
春が来ればまた新しい人生の幕開けです。
これからの人生、諸君に幸多かれ!
今日は長いサッカーネタでした。
では、また。