さあ!現場再開です!
こんばんは。
”シャチョブロ”です。
静岡市のファッションホテルの改修工事もいよいよ完了間近となってきました。
内部のサンメント(飾り縁)の塗装も進みました。
外部の擁壁の塗装も終了です。
内装工事も終了していよいよオープンです。
この様な改修工事って蓋を開けてみないと判らないところがあったりして、途中で色々と問題が発生したり、追加工事も不意に出てきたりしてとはいっても工期を遅らせることは出来ません。
監督さんと協力業者が一丸となってこの現場も割とスムース?にナントかカントか約束後期までに完工できました。
皆様お疲れ様でした。
次の現場は、清水町のN様邸の塗り替え工事です。
ブリックタイル調のサイディングを専用のサイディングクリヤーで塗装する予定です。
軒天の塗装工程が終了した後、玄関ポーチの丸柱の下地処理です。
割とよく見かける玄関ポーチの丸柱。
この丸柱、日当たりは良い、雨風の当たりも強い、いつもとにかくタフコンディションに晒されています。
どうしてもこのようなコンディションに常に晒されているので新築後にすぐに色が変色したり木の灰汁が出たりして、玄関先なのでいつも綺麗にしておきたい心理で良くお客様がご自分でニスとかを塗ってしまいがちですね。
更に防水性を高めるためにニスやウレタンクリヤーなどを何回も塗られることもしばしばです。
お気持ちは良く分かります。
でも実際には何回もニスなどのクリヤー系塗料を塗り重ねても無垢の木材は呼吸をします。
木材が呼吸をすれば膨らんだり、縮んだりします。
それを繰り返していくと塗膜が割れたりします。その割れから雨水が侵入して内部でカビが発生したり、下から塗膜を押し上げて剥がれの原因になったりします。
この様な劣化具合になります。
木材は一般的な塗装方法では防水は不可能と考えて下さい。
塗り重ねれば塗り重ねる程、木材内部に籠った湿気や水分は抜けにくくなり、気温上昇によって内部で腐朽菌が発生して内部から木材を腐らせてしまう事が多々あります。
木材は腐らせてしまうと交換とかの事態が発生して大掛かりな工事になってしまいますのでご注意ください。
常に日光や雨風に晒される木部は浸透性塗膜を形成しない木材保護塗料の使用をお勧めします。
まずは恐らくポリウレタン系のウレタンクリヤーで塗られているであろう既存塗膜をスケルトンという剥離剤で剥離、除去します。
剥離剤を厚めに塗布します。
塗布後、数分するとこの様に劣化塗膜がシワシワになって浮き上がってきます。
剥離剤が乾燥しないうちにヘラでこそぎ取るように劣化塗膜を除去します。
既存塗膜が何層にも塗られているので更に剥離剤を塗布します。
同じ様に残った既存劣化塗膜をこぞぎとります。
既存塗膜が殆ど除去された後に全体を水洗いして、雑巾で丁寧に拭き取るとこの様に綺麗になります。
既存塗膜が除去されてから木部用の漂白剤で白木に近くなるように漂白します。
漂白後は木目が透けるタイプの木材保護塗料で仕上げる予定です。
GWはいかがお過ごしでしたか?
今年は普段中々出来ない家の片付けというか断捨離をしたりして過ごしていました。
ある意味、のんびりと出来たかな?
なので五月病みたいにまだちょっとエンジンがかからない様な感じですが気を抜かないように現場で頑張りましょう!
では、また。