東海大学フィッシング理論実習に行ってきました。(後編)
いや〜、参ります。
これじゃ真夏と変わりません。
暑すぎます。
しゃべるだけで汗だくです。
暑さ寒さも彼岸まで、を信じてがんばりましょう。
こんばんは。
今日は東海大学フィッシング理論実習の後篇です。
気温32度の中、生徒のみんなはイソメとの格闘に負けずに一生懸命投げ釣りの実習です。
実際、日が高くなって魚はちょっと深場に逃げている時間帯なのでなかなか良い釣果に結びつきませんがそれでも魚と交信したいんでしょうね。
ニョロニョロ動くイソメに悪戦苦闘しながら投げ釣りをしてもなかなかキスとか釣れなくて、段々集中力が切れてきます。
そうすると大体、「センセー、ルアー投げたら何か釣れますか〜?」
ルアー釣りのが面倒くさくないし、ビュッて投げて何となく見よう見まねで引いてくるとガツンッと来るんじゃないかな〜。そっちの方がいいもんな〜。そう思うのも無理がありません。
でも、浅場でフィッシュイーター的な魚がいない時のルアー釣り程虚しいものもありません。
「こんな時はなんだかんだ言ってもエサ釣りの方がいいよ。投げたらゆっくり、イメージは蟻が歩く速度で仕掛けを引いてきてごらん?何かしら喰ってくるかもよ」
こんな言葉で励ましながらまた浜辺へ送り出します。
釣れた魚が小さな魚であっても釣るべくして釣った魚は尊いものでその一歩一歩が上達への道ですね。
講師のH先生が今回の授業で習った釣りのほかに海釣りにはこんな釣りもあります、といった講習風景です。
メジナ釣りの竿、石鯛釣りの竿、黒鯛釣りの竿、モロコ釣りの竿を家から引っ張り出して、仕掛けを結んで実際に竿を持って仕掛けを引っ張って竿のしなりを体感。
モロコ釣りの道具立てなんかは竿、リールの重さ、道糸の太さ、ハリの大きさに一同ぶっ飛んでいました。
まだまだ学生の身分ですから高価な道具も買えませんし、遠くに行くにしてもなかなかハードルが高いとは思いますがみんないつかは・・・。
って感じで目がキラキラ輝いていたのが印象的でした。
投げ釣りの合間にキャスティングテストを行い、最後にはペーパーテストが待っています。
授業ですから当然と言えば当然ですね。
4日間の授業が無事に終了してホっと一安心でした。
たった4日間の期間中に釣りというものを覚えてもらうのは広く浅くであっても無理がありますが、でもソウダガツオの引き味を楽しんだり、ジギングの太刀魚釣りをやったり、投げ釣りをやったりしながらちゃんとしたやり方でちゃんとやれば魚は釣れるんだと実感してくれたことと思います。
また来年、会える生徒がいるかどうかはくじ運次第ですが、とにかく狭き門のこのフィッシング理論実習で少しでも釣りを覚えて、そして釣りの愉しさを感じてくれればとても嬉しいですね。
そしてみんなが大人になって、もし磯で出逢えたらこんなに嬉しい事はありません。
そんな将来を夢見てまた来年みんなと学びたいと思います。
では、また。