清水町I様邸の屋根、鉄部塗装工程。
こんばんは。
”シャチョブロ”です。
清水町I様邸の工事が進んでいます。
屋根は先日お伝えしたように屋根は折板です。
I様邸の屋根は外からは全く見えませんので梯子を使って点検をしないと屋根の状態は判りません。
普通はこのような板金の屋根塗装は錆止めを塗って、その上に金属製屋根専用の塗料を塗るのですがそのような工法をとっても完全に錆止め塗料でサビを止めることはできませんので8年程経過するとところどころが錆びてきます。
普段、傷み具合を目の当たりに出来ない場合にはまず、錆を完全に止める工法で施工することがよりベストな工法であると思います。
そこで、使用する材料はこれです。
”サビキラー PRO”。
錆転化剤ですが錆止めプライマーとしても使えます。
上塗材が水性、弱溶剤、強溶剤を選ばず使用できて、亜鉛メッキにも塗れ、水性なので乾きも速く、用途が広くて使いやすい錆転化剤です。
サビキラーPROをムラなく錆ている部分、そうでない部分全てに塗布します。
これで錆を鉄に転化して、尚且つ錆止め塗料としての効果があります。
他の転化剤は錆びている部分に転化剤を塗って、それから錆止め塗料を塗りますので工程数が1工程減らすことが出来てコストを削減できます。
サビキラーPROを塗り終わりました。
一晩乾かしてから中塗り、上塗りの工程に移ります。
中塗り、上塗りに使用するトップコートは”スーパートップ遮熱”です。
超耐候性のトップコートなので耐久性は抜群です。
遮熱塗料を使用して夏場の部屋内の温度を下げて光熱費を減らせます。そして尚且つ、熱による建材の蓄熱劣化を遅らせます。
遮熱塗料で中塗り工程を施します。
遮熱塗料での中塗り工程が終了しました。
スーパートップ遮熱は強溶剤塗料なので2時間ほど養生時間を設ければ上塗り工程に移ることができます。
上塗りが終了して周りの養生材を撤去して屋根塗装の仕上がりです。
次は手摺や庇の鉄部にも錆転化剤を塗布します。
この添加剤はまた他のメーカーさんの錆転化剤です。
白く見えているときはまだ乾いていません。
乾くとサビの部分が黒く変色して酸化鉄と反応していることがわかります。
錆転化剤の塗布工程が終了しました。
次に2液型のエポキシ樹脂錆止め塗料を塗布します。
こちらの錆止めは白色のエポキシ錆止めです。
手摺は茶系のウレタン塗料で塗る予定ですので赤錆色の錆止め塗料で充分仕上がりますが、この庇の鉄部は白系のウレタン塗料で塗るために下地の色が透けたりしないように白色の錆止めを使い分けて使用します。
手摺、庇の鉄部の錆止め工程が終了しました。
次の工程は鉄部の中塗り、上塗り工程。
そして、ベランダの防水工事に移っていきます。
今日は、この辺で。
では、また。