あぁっ！！やっちまったーっ！！【後編】

新入会員のＦ君は今回沖磯初体験ながら３８センチのメジナをＧＥＴ！
「沖磯のメジナってメチャクチャ引きますねー！！嬉しーっす！」

Ｆ君、オメデトー！

その後、私の石鯛竿に待望のアタリです！
ゴツッ、ゴツ、ゴツン、グワッと力強いアタリです。「おぉっ！こりゃ本物だぞー！（石鯛らしきアタリを本物と呼びます）しかしなかなか喰い込んで走ろうとしません。竿を手持ちに替え魚が引けば竿先を下げて、また引けば下げて、抵抗感をあたえないようにしていきます。すると・・・警戒心が薄れた石鯛が走り出しました。竿と道糸が一直線になったところで体をのけ反らせ大合わせをくれてやるともの凄い引きが伝わってきました！
「よしっ！乗った―ッ！！」（魚がハリに掛かることを乗るといいます」
激闘の幕開けです！体を斜に構え、腰を落として石鯛の引きに耐え、リールを巻き、又耐え命の抗いに真っ向勝負を挑みます。愛用の竿敏作別誂４本継ぎが満月にしなっています。あまりの嬉しさに「イヤッホー！！」と雄たけびを上げた瞬間です・・・竿先がフワ―ッと軽くなり竿が真っ直ぐになってしまいました。
「あぁっ、ええ？ばらした？あぁっ、やっちまったーっ！！」
バラシテしまいました・・・（釣り上げる前に魚を逃がしてしまうことをばらすといいます）
首はうなだれ、がっくりと両肩は落ち、膝は折れ、茫然自失です。
１０回行って１匹釣れば御の字と言われる石鯛釣りです。
未熟です。まだまだ未熟です。
恐らくハリが上あごの歯の硬い部分に掛かっていて首を振ったために外れてしまったのでしょう。

たぶん、こんな感じ

Ｉ君もメジナ、イサキ、大型三の字を釣って沖磯の一日を堪能しています。

私もエサのヤドカリに遊んでもらって・・・
　来週の日曜日はクラブの６月度磯釣り大会が神子元しまで行われます。それまでに気を取り直して臨まねば・・・いつ来るとも知れぬ超弩級との出会いに備えて。