今日も引き続きT様邸の外壁上塗り工程です。
今日もT様邸の外壁上塗り工程が続いています。
しかし、毎日毎日暑い日が続きます。
でも、社員のみんなはグチ一つ溢さず仕上げ工程に取り掛かります。
「暗いと不平、不満を言うよりも自分で明かりをつけなさい」
「自分の仕事に惚れるな!常に自分の仕事に自問自答せよ」
等など訓示めいた事を社員には耳にタコができるんではないかと言うくらいに言いますが、
いつも身を乗り出して聞き入ってくれています。
その姿勢が現場での仕事の品質に必ず反映されると信じています。
それが必ず、お客様の為になる。
そのために全身全霊を傾け毎日頑張ってくれる社員を、私、藤沢塗工店は誇りに思います。
スタッコの外壁の塗装の場合は塗料の含みの多いローラーを使い、そのローラーにたっぷりと塗料を含ませてグイ、グイと押しつけて塗っていきます。
いいツヤ加減になってきました!3工程目に入るとキレイになるばかりでなくいかにも堅牢な強い外壁と言う触感になってきます。
あちこちがピカピカしてくると、経年劣化の為に少しお疲れモードだったお施主様の家がだんだんと元気を取り戻して来ているようで工事をさせて頂いている私どももなんとなくウキウキした気分になってきます。
明日は先日ゴルフにご一緒させていただいたT様邸の見積もりに行って、M様邸の見積もり作成を並行して進めて・・・夜は塗装組合の会合があります。
来た!来た!キタ――――!!!
今日は昨日に引き続きT様邸の外壁中塗り行程を行いました。
既存の外壁色は白に近いグレーでしたが、工事開始前の打ち合わせ時にせっかくの大改装だから外壁色は無難にオフホワイト系の概念を捨て、思いっきって色を加えてを外観を変えてみてはいかがでしょうか?とT様に御提案させて頂き、少し濃いめのベージュ色に決定しました。
住宅の外観はデザインの違い、外壁のテクスチャーの違い、アルミサッシの色の違い等々がバランスを取り合い「良い感じ」になります。
あちこちの町並みを注意して見ているとなぜ、この色を、この住宅に選んで塗ってしまったの?と感じる住宅が時々あります。
もろイエロー!もろピンク!恐らくお施主様が選んだのではないかと思われます。
黄色でも赤でも青でもみんないい色です。でも合う、合わないその住宅のデザインによってだと思うのです。
私どものお客様の中でもビビッドな色を最初に選ばれる方がいらっしゃいます。
そういうケースの場合は大抵、他の物件の色だけを見て参考にしている場合が多いのです。
屋根の色、破風の色、アルミサッシの形状、色などが似ている感じの住宅がどこかに存在していますので、そういう住宅はどういう外壁色にしているか?を参考にして塗装業者と色決めの協議してはいかがでしょうか?
しかし前述したようなことを、細かい所まで考えて塗り替えをご検討されているお施主様がどれだけいらっしゃるでしょうか?恐らく100人中30人位でしょう。
それが、普通です。
色の好みは個人の主観によって左右されますからお施主様の好みも当然、千差万別。
だからこそお施主様は御自分で考えている外壁色に対して「ホントにこれでいいのかな?やっぱペンキ屋さんに決めてもらった方がいいのかな?」っていつも不安なのです。
問題は塗装業者のセンスと仕事への取組み方なんです。
お施主様に「ビビッドなイタリアンイエローが大好きな色だからそれで塗ってよ。」と言われて和風の住宅に対して何も疑問も抱かずにそれを塗ってしまう様な塗装業者の多い昨今にはがっかりしてしまうことも少なくありません。業者が「えっ?」と疑問を持ったとしてもお施主様の言うとおりに施工すればクレームも出ないだろうという取り組み方は塗装業者としての責任を放棄していると藤沢塗工店は考えます。
沢山の施工実績イコール経験、が技術に磨きを掛け、そしてセンスが育まれて行きます。
もう一つ付け加えるとすれば塗装工事はとても幅広い塗装技術を必要とします。住宅の新築工事にはお施主様、設計士、工務店、業者のそれぞれの経験、技術、センス、想いが織り混ざり、いかに心豊かに過ごせる居住空間を創造できるかを皆が必死になって考えます。その過程をしっかりと心に焼き付け、また新築時に関われなく塗り替え時に初めてお施主様と関わったとしても新築時には同じような過程があったことを想像し、その想いを『色』というものを通し具現化して、更にそこからまた、お施主様に心豊かに生活して頂くことを常に考えていきながら仕事に取り組む・・・藤沢塗工店の仕事とはそういう事だと考えます。
夏季休暇終了!さあっ、また頑張りましょう。
16日、17日の2日間、束の間の夏季休暇が終わりました。
17日は遊び半分、仕事半分のゴルフに行ってきました。
今回は商談がらみで富士宮ゴルフクラブに行ってきました。
ここはアマチュアの選手権がしょっちゅう行われるゴルフ場でなかなか難しいコースレイアウトです。
しかし、後半になり各ホールの難しさより暑さが堪えました・・・
皆さんバテバテ〜でゴルフは終了。
とにかく早く沼津に帰って、早く!早く!あれをやらねば!
これです!やっぱゴルフの後は”発泡麦芽飲料”しかないでしょう!
今回は中華料理屋さんで発泡麦芽飲料をグビグビやりながら仕事の話やらゴルフの話やら、たまに釣りの講釈も・・・
やはり出ました。中華料理には紹興酒です。12年物位のグレードになるとトロッとした味わいで実に美味い!
でも皆さん常温で当たり前のように飲むのでやはり”KO”され撃沈。
でもそうなる前にT様から外壁の塗り替え見積もりのご依頼をいただきました。
休み明けの今日はT様邸の外壁下塗り行程を行いました。
既存の外壁下地は左官仕上げのスタッコ。
この下地は凹凸があり、塗料の吸い込みも多いために下塗り材として一般的なシーラー、プライマーはあまり適しません。スタッコ、リシン壁のような塗料の吸い込みが多い壁には微弾性フィーラーという下塗り材を使用します。
微弾性フィーラーと言う下塗り材は上塗り材の吸い込みを防止する効果とヘアクラックの充填効果、微弾性という性能によるクラック防止効果などが挙げられます。
明日からは中塗り行程に入ります。
H医院様外部鉄部塗装工事完了!
お盆期間中塗装工事最終日としてH医院様外部鉄部塗装工事の仕上げ工程を施工させて頂きました。
昨日に比べ気温も少し低めで、風もいくらか涼しく、中塗工程がとても順調に進みました。
工事に掛かる前にお施主様と色決めの打ち合わせを行い、建物のデザイン、意匠性から考えますと白っぽい色ではインパクトに欠け、またビビッドな色合いは外観デザインにそぐわないので限りなく黒に近いグレーを選定し、なおかつテカテカの艶を出してしまうと安っぽくなってしまうのでマットな感じの3分艶2液性のウレタン塗料を使用しました。
一般的なペンキと言われる合成樹脂塗料よりも2液性ウレタンは乾きも速いので中塗り行程から2時間後くらいには上塗り工程に移れます。
一言で言うと意匠性、デザイン性に富んだ“かっこいい“住宅であります。
デザインが凝った鉄部は建築物の中では重要な引き立て役となります。
今回、施工した色は一見、地味ではありますがこの建物にはベストチョイスであったと思います。
お施主様も「カッコ良くなった!」とおっしゃってくださいました。
「格好いい。」
良い響きです。
H様お盆休みの中鍵の開け閉め等でお出かけも出来ぬようでありましたが、お陰様で順調に工事が進みましたことを感謝いたします。
ありがとうございました。
明日16日、17日の2日間、藤沢塗工店はお休みさせて頂きます。
お盆休みもあと1日です。皆さんゆっくりとお休みください。
また、来週からよろしくお願いいたします。
お盆休み真っ只中、いかがお過ごしでしょうか?
お盆休みの真っ只中、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
藤沢塗工店はH医院様の外部鉄部塗装工事のさび止め工事を施工させて頂きました。
エポキシ系のさび止めを塗っています。
錆止め塗料は現在、ジンクロ系、シアナミド系、水性系等など沢山のさび止め塗料があります。新設、改修、既存塗膜の種類、上塗り塗料の種類などのTPOによって錆止めの種類を選定します。
階段手摺のさび止め行程が終了しました。
キューピクル、門扉のさび止め行程が終了しました。
玄関の自動ドア枠に気になる個所を発見!
ドア枠の鉄板が錆びて穴が開いてしまっていました。このまま塗装を施しても穴の中に雨水が入り込んでその下地の鉄部にまで錆の浸食が及んでしまうので錆止め終了後に変性シリコンのシーリング剤を隙間に充填して雨水の侵入を防ぐことにしました。
隙間の隅々までたっぷりとシーリング中です。
玄関ドア、ドア枠のさび止め行程も終了しました。
明日は最後の本塗り工程です。
そこで藤沢塗工店よりお知らせです。
8月16日(日)、17日(月)は2日間ではありますが”夏季休暇”とさせていただきます。
帰宅後、しばし休憩を取り、夕食を終え三島ジャンボゴルフセンターに打ちっぱなしの練習に行ってきました。
午後9時から10時半まで約300球、打ち込んできましたが汗だく、目はうつろ・・・
なにもそんな時間に体に鞭打たなくても・・・と家族は声を揃えて言いますが・・・
守りに入ってはいけません。
男はタフでなくては!
H医院様邸外部鉄部塗装工事開始!
今日からお盆の入りとなり皆さんはお盆休みを満喫し、海へ、山へ、と繰り出しているんでしょうね。
でも、藤沢塗工店はいまだにフルスロットルです。
H医院様の夏季休暇を利用して外部鉄部の塗装工事を今日から開始しました。
これは階段の手摺ですが海岸が近くにあるため、完全に塩害の影響を受けています。
キューピクル(変電施設を囲う箱)の所々は錆びて穴が開いています。
他に門扉、玄関ドア、ドア枠等も同様に塩害による重度な錆びが進行していました。
ここまで錆が進行してしまいますといわゆる錆止め塗料と言うものを使用しても錆の進行を止めることは出来ません。
昔は錆止めを2回、ないし3回塗ってから上塗りを2回塗りをして仕上げていましたが、正直その分コストが上がってしまい、お施主様に負担を余儀なくしてしまっていました。
しかし、最近は新しい工法が出来て藤沢塗工店はその新工法を採用しています。
BEFORE
↓
AFTER
ケレン工事の後に錆びている部分のみに『さび転化防錆剤』を塗布します。塗布後すぐに化学反応を起こし黒く変色します。赤さびの部分が黒く変色しているのがお分かりでしょうか?
『さび転化防錆剤』に含まれるタンニンが錆びと結合し、黒く変色します。この黒色皮膜であるタンニン酸鉄は水に不溶性で強固な防錆皮膜となり、長期間の防錆効果を発揮します。
簡単に説明しますと『さび転化防錆剤』を塗ることによって錆びた鉄をまた鉄に戻してしまうと言うことなのです。
BEFORE
↓
AFTER
この工法を取り入れてから施工コストが下がり、防錆効果も飛躍的に向上して良い事尽くめで大好評をいただいております。
錆全体に『さび転化防錆剤』を塗り終わり、一晩置いてさらに化学反応を進行させます。
明日は全体的に錆止めを塗っていきます。
K様邸新築塗装工事のご報告
先日、清水町のK様邸の新築塗装工事開始に関する報告をさせて頂きましたが、画像等がアップされてきましたのでご紹介したいと思います。
K様邸のリビングダイニングは見晴らしの良い2階にありまして、天井は松系の縁甲板が貼られています。
塗装の仕様としてはワックス仕上げとなっていましたが、いきなりワックスを塗るわけにはいかないのです。
ワックス塗布工程の前に木材のヤケ、シミ、手あかジミを除去する薬品を塗布しないと数年後に手あかジミが浮き出てしまいます。
大抵のお宅には和室があります。その和室の天井には天井板が使われていますが、その天井板に新築時に大工さんの手形かっと思われるシミや指で触った跡が数年経ってから浮き出てくることがよくあります。
それはそれで”あじ”だと言う方もいますが、正直あまり気分のいいものではありません。
ですから薬品でそれらを綺麗に洗い流します。そしてワックスを塗布すれば綺麗な状態を何年も維持することができます。
内部には随所に縁甲板が貼られて、アクセントになっています。
オイルステインで着色を施し、ウレタンクリアーの艶消しを塗って仕上げていきます。
ウォークインクローゼットは着色せずにクリアー仕上げ。
この木材はランバーコアと言って、ベニヤ板に似た構造で無塗装の既成板です。
最近ではリフォーム番組のビフォーアフターで良く使われているのを目にします。
塗料の吸い込みが激しく、塗装ムラが出来やすい木材ですので手早く塗るのが綺麗に仕上がるコツです。
キッチンカウンターもクリアー仕上げ。
このカウンターはタモ材を用いていますが、材質的に硬く、吸い込みも激しくはないので普通の感覚で塗ると塗膜が薄くなりがちですので塗料を多めに乗せる様にすることによって厚めの強固な塗膜を形成することができます。
一口にクリアー仕上げといっても塗る下地木材の種類によって、希釈度、刷毛の選定、塗り方等千差万別です。
それが塗装技術の難しいところであり、面白いところでもあります。
外部塗装も打ち合わせで決まった色番号の色に調色して塗っていきます。
各所、塗装工事の完了です!
明日からは沼津市のH医院様の外部鉄部工事が始まります!
おかげさまで藤沢塗工店はお盆休みは無いようです。
頑張らねば!
午前5時7分、震度6の地震発生!
雷を伴う大雨が降る中、ゴロゴロという雷の音で寝付けずうとうととしていた時突然!ドスン!ガタガタガタガタっと来たかと思うとガサガサガサガサン!!!と強い地震が!
とうとう来たか東海沖地震と思うほどの揺れで飛び起きました。
昭和49年の伊豆半島沖の地震以来の揺れを感じ、一瞬「終わった」とさえ思ってしまうほどの地震でした。
なんとか家の中では落下物等無く事なきを得ましたが、静岡県中部西部の方はそれなりの被害があり皆さん大変な思いをされていることと思います。
今回の地震は東海沖地震に関連しないそうですが常日頃から災害時に対応できるようにして置きたいものです。
朝から塗り替えをさせていただいているT様邸の足場を点検したりして、内部の天井や外部の軒天塗装を施工しました。
2階の洋間の天井を水性艶消し塗料を塗っていますが、この水性塗料は大気中のホルムアルデヒド等の有害物質を吸着してくれるなかなか優れた塗料です。
玄関の框が傷、汚れ、で傷んでいたので旧塗膜をオービタルサンダーで除去した後オイルステインで着色してからウレタンクリアーで塗装します。
お風呂場の壁がカビてしまっていて、これでは気分よくお風呂に入れませんね。
将来カビが生えにくくなるように防かび性能があるウレタン塗料を塗布しています。
軒天のジョイント部や釘頭にパテ処理をしてツライチにします。
パテ処理後に軽くペーパー掛けをして上塗りを施しました。
黒鯛夜釣り大会、沼津港清掃、BBQ!徹夜です。
土曜日の夜から私が所属する沼津潮倶楽部の黒鯛夜釣り大会が開催されました。
黒鯛釣りに使う、沼津竿と黒潮リール。
沼津竿とは黒竹、真竹を材料に用いて作った10本継ぎの中通し竿。言い伝えによると昭和初期の沼津に大変釣り好きな建具屋の職人がいて、それは仕事の途中に抜け出して釣りに行ってしまうほど。長い釣り竿を担いで釣りに行くといつも親方に叱られるので親方に見つからないようにその長い釣り竿を10本に切って分割し、細工をしてその10本を継げるようにして懐に忍ばせ釣りに行くようになったのが沼津竿の始まり。
それから昭和20年代には夜釣りの暗闇の中でも釣り糸が外ガイドに絡まないように竹の中の
節をくりぬいて竿の中に釣り糸が通るように改良された。
そのころ、故、山田茂さんという竿師が『竿茂』という銘で本格的に中通しの沼津竿を作り始めて一世を風靡した。昭和30年〜40年ころには『竿茂一門』として沢山の愛好者、弟子が集まり竹製の色々な竿を製作し、竿作りの腕を競ったそうです。
そのころでも『竿茂』の沼津竿は高価であり、釣り人達の憧れのアイテムでありましたが買いたくても買えず、それではと大手釣り具メーカーがグラスロッド製の沼津竿そっくりの竿を作り、廉価で販売していたそうです。
現在は『竿茂』の後継者はおらず、以前、東京辺りの伝統ある有名和竿師が製作を試みましたが沼津竿の調子を受け継げるところまでは到達できずに製作を断念。また趣味で沼津竿を作製する人もいなくなり新品の沼津竿(ここでは沼津竿としてのコンセプト、機能美を備えた和竿を沼津竿とします)は残念なことに完全入手不可能となってしまいました。
『竿茂』亡きあと沼津市、我入道の通称:米屋のカズさんが沼津竿の製作技術を継承し、あくまで趣味として調子の良いちゃんとした沼津竿を長年作っていました。私も時々工房にお邪魔したり、フィッシングショーに同行したり、また時々黒鯛釣りにをともに楽しんだりしてして懇意にさせていただいていましたが、そのカズさんも残念ながら数年前に天国に召されてしまいました。
独特の8:2の先調子(竿全体の竿先2分程が曲がるように作られている調子)ではあるが1キロ前後魚が掛かると良い感じで弧を描き、無理に竿を起こさなくても自然と魚が浮いてくる。
沼津竿とはそういう竿です。
これは黒潮リール。
このリールも沼津竿と同じく沼津産の発明品と言っても過言ではない逸品。
沼津市の東洋電産の前身である東洋精機が昭和30年代〜40年代に作っていたリールで、当時の黒鯛釣り師は沼津竿とセットで使用していました。
内部の作りはいたってシンプルで故障も少なく、全国的にも有名なリールですがすでに絶版。
私がこの黒潮リールを知った20年ほど前は当然、もう販売されていなくて入手困難なうえにプレミアが付いて3万円〜5万円でマニア間で取引されいました。最近では中古釣り具ショップにて売られていることがありますが、なにぶん欲しいひとが沢山いるので右から左と言う感じで売り切れてしまいます。
最近のリールと比べますと使い勝手はさほどいいとは言えませんが、”チリン、キリン、チリン”というの響きのクリック音や釣り糸を巻き取るときの”キリキリキリキリ”音が郷愁を誘います。
今は釣り竿もリールも最新テクノロジーを駆使したものが席巻し、溢れていますが何十年も昔の沼津竿、黒潮リールを用いての黒鯛釣りはタイムスリップしたかのように海を渡る夜風に吹かれのんびり、ゆるーりと楽しむのが沼津の黒鯛釣りの流儀と言っても過言ではないと思います。
さてこれは何でしょう?
正解は『さなぎ』。
蚕の繭の中にはいっているさなぎです。繭を煮て絹糸の原料を取った後に残るのがこのさなぎですが、黒鯛釣りに何の関係が?
黒鯛釣りに使うエサです。
沼津は昔、片倉工業(大岡)、麻糸製糸(大岡)、石橋製糸(高島本町)などの製糸工場があり各工場からこのさなぎが大量に廃棄処分されます。昔はそのさなぎを狩野川に捨てていました。今では到底考えられませんが・・・のんびりしてたんですね。
さなぎにはタンパク質、アミノ酸が多く含まれていますのでこの川から流れてくる御馳走を魚たちが見逃すはずありません。そして狩野川河口から潮の流れに乗り沼津の内浦湾に入り込んでくるそのさなぎに黒鯛が付きました。
黒鯛は元来、雑食性の魚ですので割と何でも食べますが毎日流れてくるさなぎを黒鯛が水面まで浮いてきてパクン、パクンと食べている様を釣り人が見つけ、さなぎをエサに釣りをしてみたところ黒鯛が爆釣して、さなぎ釣法が生まれました。
ですからさなぎ餌による黒鯛釣りは沼津釣法として沼津が発祥の地となり全国に広まり、今に至っています。
で、黒鯛釣り大会はと言うと・・・沼津江浦の網干し場にて一晩中朝まで粘りましたが一枚も釣れませんでした。
相変わらず潮色が悪く、通称:田植えっ潮。緑色に茶色が混じったような潮色で海水の上層と下層の水温差が激しい時はこのような潮色になることが多いです。この潮のときには殆どの魚は活性が低く、釣りや漁には不向きです。
朝まで釣りをした後、沼津潮倶楽部恒例の沼津港清掃を行いました。
私が所属する沼津潮倶楽部は磯釣りクラブとして発足して35年が経ちますが、発足時に地域の為に何かボランティアが出来ないだろうか、という考えのもとから沼津港の清掃活動が始まりました。
発足以来35年間一日としてこの沼津港清掃活動は休んだことがありません。
雨が降ろうが、槍が降ろうが、台風で飛ばされそうが1日も休んだことがありません。
おかげさまで継続30年を機に静岡県と沼津市から善行功労賞を頂きました。
継続は力なり。
これだけのゴミが集まりました。
各方面での啓蒙活動により10数年前に比べだいぶゴミのポイ捨てが少なくなってきたように思います。昔はトラックに満載となるぐらいにありましたから・・・
沼津港内の釣り場もゴミのポイ捨ては少なくなってきましたが、エサのアミエビ、沖アミから出る汁を釣り人みんなが洗い流して行ってくれると次の日釣りに来た人が気持ち良く釣りが出来て、なおかつ連鎖反応できれいな釣り場環境が作れると思います。
沼津には沢山のいい釣り場がありますが釣り人のマナーの悪化により立入禁止を余儀なくされた好釣り場が多々あります。今後立ち入り禁止の釣り場が増えないようにマナーを守り、楽しく釣りを楽しんでもらいたいものです。
ゴルフ、レバ刺し、ホッピー、唐揚げ。
昨日は近所の異常なほど元気なおじさん達とゴルフに行ってきました。
Kさんはいつもドラコン賞をさらっていくほどのハードヒッター。
340ヤードぐらい飛ばすんです。
340ヤードっていうと・・・1ヤードが0.9144mだから約311m!
私なんぞとうてい足元にも及びません。
Tさんも飛ばします!多少弾道が左右に暴れてもリカバリーショットがすごく上手いです。
斜面だろうが、バンカーだろうが、林の中だろうが、ちゃんとフェアウェイに戻してスコアをまとめてきます。
Iさんは先生的な存在で一番ゴルフは上手な人です。
プレー中にも細かく色々と指導してくれるのですが、スコアアップのための指導ではなく、いかにゴルフというスポーツを楽しめるかを教えてくれるんです。
「これ(ゴルフ)で飯食ってるんじゃないんだし、所詮俺たちゃ100を切るぐらいのスコアなんだからその辺で上手いとか、そうじゃないとか言っててもくだらんよ。でもちゃんとコンスタントに当たって、ボールが飛ばないと爽快感はなかなか得られないからそこんとこ押さえりゃ自然に楽しいゴルフになるさね。あとスコアは人と比べるための指標じゃないわけよ。ほんとは。コンスタントに自分がどれだけのスコアで回れて少しずつアップしていけばいいのについつい人と比べて気分が上がったり、下がったりそれじゃいつまで経っても上手くはなんないよ」
言葉として聞けば単純明快で解りやすいですが、Iさんはここまで来るには相当努力してきたんだと思いますね。だからさらっとこんな風に言えるんでしょうね。